News:学生
2014年2月1日号
スポーツを通じて地域貢献
母校の後輩たちを招いてハンドボールフェスティバルを開催

女子ハンドボール部が昨年12月24日から28日まで、湘南校舎ラグビー場などで「第9回東海大学ハンドボールフェスティバル」を開いた。全国各地の約30の中学・高校から300人をこえる選手が参加し、大学生とともに練習や試合を行うなど“ハンド漬け”の毎日を送った。また、25、26日には高校生の大会「マーメイドカップ」も実施。部員たちが準備や運営、生徒たちへの技術指導などすべてを担う“伝統行事”を追った。

「11月から準備を始め、母校やよく参加してくれる学校に案内状を送るのが最初の仕事」と鈴木理紗主将(政治経済学部3年)は話す。試合の組み合わせを決め、パンフレットを作成するほか、学内に宿泊する参加者の食事や風呂の時間調整も大事な仕事だ。

もともとは4、5校で始めた催しだった。「部員の母校に恩返しがしたい」と考えていた栗山雅倫監督(体育学部准教授)のもとに、高校の指導者から「合宿を開いてほしい」との声が寄せられた。栗山監督は、「卒業後に指導者になる部員も多いので、裏方を経験することで、いろいろな支えがあってハンドができることを学ぶ機会になればと思った」と振り返る。
 
今では毎年30校前後の参加があるため、マーメイドカップを行うにも湘南校舎だけではコートが足らず、横浜市や小田原市の体育館、伊勢原校舎にもコートを設ける。各会場で審判=下写真=や試合データの整理などに奔走する部員を見ながら栗山監督は、「備品はどこで借りればいいのか、テントはどこに設置するのかまで自らが考えて行動している。私よりよっぽど詳しいですよ」と笑う。

“一流”の技術を学び、課題や目標を見つける

日本代表としても活躍する川村杏奈選手(体育学部4年)は、高校時代に参加した一人だ。「当時は大学生のプレーに圧倒されるばかりでした。今は見ていると“こんなプレーがしたいんだろうな”と感じるので、自分が教わったように知っている限りの技術を教えたい」と指導役を担う。

1回目から参加する高校の指導者は、「生徒にとっても課題や目標が見えるいい機会」と話す。大好きなハンドと純粋に向き合う――そんな生徒の姿を見た鈴木主将は、「見習うべきところがたくさんあります。合宿を通してともに成長できれば」と語った。

 
(写真上)データの整理や試合運営などテキパキと動き回る部員たち