News:ひと
2014年2月1日号
全日本女子選手権で3位に躍進
男子との練習で成長、日本一を目指す
付属熊本星翔高校ボクシング部 小村つばさ 選手(2年)

「最低限の目標は果たしたけれど……やっぱり悔しいですね」。昨年12月19日から23日まで、新潟県加茂市市民体育館で開かれた全日本女子ボクシング選手権大会のライトフライ級で3位に入賞した小村つばさ選手。社会人や大学生、高校生など、全国の強豪が集まる大会で、2度目の出場ながら上位進出を果たした。
 
1年生で出場した全日本では1回戦で、前年に初開催された世界ジュニア選手権を制した同学年の佐伯霞選手(大阪学芸高校)に敗れた。「初めての大会で、会場の雰囲気にのまれてしまった」と振り返る。今大会の準決勝でも、そのライバルの前に悔しい判定負けとなったが、差は近づいているとも感じている。「相手のほうが経験がある分、アマチュアで評価される“魅せるボクシング”がうまい。ただ、パンチは当たっているし、次は絶対に勝ちます」
 
中学3年で、以前から憧れていたというボクシングと出合い、練習に参加したことが縁で付属熊本星翔高校ボクシング部に入部。唯一の女子部員だが、男子に混ざってすべて同じメニューをこなしている。同部の本田雅士監督(熊本星翔高教諭)は、小村選手の躍進を「力や体格で勝る男子と練習する中で、どうすればパンチが当たるか、相手に打たせないようにできるか考え、技術で補おうと努力している」ことが大きいと分析する。その実力は「いつ日の丸をつけてもおかしくない」と太鼓判を押すほどだ。
 
「足を使って相手との間合いを図り、ストレートでダウンを狙う。スタミナとパンチ力には自信があります」と小村選手。「練習はつらいことも多いけど、なによりボクシングが楽しい。支えてくれる監督や部員の仲間、両親に恩返しするためにも日本一になりたい」と闘志を燃やしている。

 
(写真)右利きだが構えはサウスポー。左ストレートが武器だ