News:研究
2014年4月1日号
UAE・石油資源大と連携
ソーラーカーの共同開発が始動
来年1月の国際大会出場へチーム運営ノウハウも提供

アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の石油資源大学(PI)と東海大学によるソーラーカーの共同開発プロジェクトがスタートする。2月25日に高輪校舎で、PIのイブラヒム・アル・ハッジ国際関係・協力局長と山田清志副学長が契約書と秘密保持契約に調印。同プロジェクトの責任者を務める木村英樹教授(工学部)をはじめ両大の関係者が、今後のプロジェクトの進め方などについて話し合った。

このプロジェクトは2012年にPIから、「国際大会で5連覇を果たすなど、高い水準にある東海大のソーラーカー技術を学びたい」との依頼が寄せられたことから始まったもの。

PIはUAEのアブダビ首長国にあるアブダビ石油公社の人材育成部門を担っている。昨年5月には東海大と包括協定を締結。1月には、チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」ソーラーカーチームの監督も務める木村教授と福田紘大講師(工学部・ソーラーカーチーム副監督)、学生がPIを訪れて、特別講義を行うなど連携を深めてきた。

今後は、経済産業省やPIとつながりの深い国際石油開発帝石とも連携。PIの学生と教員を対象にした研修や企業でのインターンシップを通して、ソーラーカーの開発や大会時のチーム運営に関するノウハウなどを提供していく。8月には東海大学の学生がPIを訪れて、共同でマシンを製作する予定だ。来年1月16日から19日までUAEで初めて開催される、ソーラーカーの国際大会「ユナイテッド・ソーラー・チャレンジ(USC)」への出場を目指す。

木村教授は「異なる価値観を持つ学生同士が協力することで、理工系分野で活躍する人材に欠かせない国際感覚やスキルの習得につながる。日本と中東諸国のさらなる信頼ty関係の構築にも貢献したい」と期待を寄せる。

なお3月29日からは、PIの学生と教員8人が湘南校舎を訪問。4月4日までの日程で、プロジェクトに参画している福田講師のもとで流体解析の方法を学ぶほか、東海大の学生とともにマシンの設計について検討する予定だ。 (3月25日記)

ソーラーカーチームにエティハド航空が協力
UAEの国営航空会社エティハド航空と東海大学ソーラーカーチームが、2月25日にスポンサー契約を結んだ。 チームが出場を予定している今年9月の「サソール・ソーラー・チャレンジ南アフリカ」とUSCで、マシンをはじめとする貨物の無償輸送などの支援を受けることとなっている。福田講師は、「支援に応えられるよう、しっかり結果を残していきたい」と話している。


(写真上)開発中のマシンのイメージ図
(写真下)PIのハッジ局長(右)と協定書を交わす山田副学長

 
アブダビ首長国皇太子が高輪を訪問
武道とソーラーカーを視察


アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国の皇太子ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン殿下をはじめとする代表団が、2月25日に高輪校舎を訪問した。

一行は、松前義昭副理事長や睫酘麩些慊垢箸箸發法付属高輪台高校柔道部と剣道部の演武を視察。UAE柔道連盟から派遣された選手も加わり、組み手や乱取りを披露し、山下泰裕副学長から殿下に記念の柔道着が贈呈された。また、チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカー「Tokai Challenger」も視察し、同国出身の留学生と懇談した。