News:付属諸学校
2014年5月1日号
高輪台高・中 完全学校週6日制に
学びの力のさらなる向上目指す

今年度から付属高輪台高校・中等部(港区)で完全学校週6日制が始まった。学力のさらなる向上を図ることなどを目的としたもの。学園ではこれに続き、現在は週5日制を実施している付属校(幼稚園を含む)を週6日制に順次移行していく予定だ。

学園では公立学校に先駆け、1991年から高輪台高で週5日制を導入。現在では、近隣の地域事情から週6日制としている付属仰星高校(枚方市)と菅生高校(あきるの市)を除く、すべての付属校で週5日制を取り入れている。

しかし、文部科学省が公立学校の週5日制を見直す検討を始めていることや、社会的に学びの力のさらなる向上が求められていることなどを受け、全付属校での週6日制を計画。実現に向け、付属相模高校・中等部の大金眞人校長を委員長とする検討プロジェクト委員会を昨年6月に立ち上げて検討を重ねてきた。

授業時間のプラス分で演習や実験を増やす
今年度からスタートした高輪台高・中の週6日制では、土曜を授業日として4時間の授業(1時限50分)を実施。土曜に開催していた行事を平日に振り分けることで、教科ごとの授業時間の均等化を図るだけでなく、部活動時間の確保にも努めている。

「年間授業時間のプラス分で、演習や実験の時間を重点的に増やすことができました。これにより生徒が自分の頭で考え、理解する習慣を身につけてほしい」と話す片桐知己治校長。教員の日常業務にもゆとりが生まれ、より密度の濃い学習指導・生徒指導ができると期待を寄せている。

初等中等教育部の杉一郎部長(学校法人東海大学常務理事)は、「学園の付属校では“学習と部活動の両立”を目標に掲げています。学習と部活動を本当の意味で両立し、幅広い思考ができる大人に育ってほしいと願っています」と話す。

なお学園では全付属校での週6日制に向け、引き続き学習環境を整備するとともに、東海大学の体育学部や医学部などの協力を得て、理論に裏づけされた効果的な練習方法や栄養学、食育等を取り入れるなどして、部活動の活性化にも尽力していく方針だ。

 
(写真)高輪台高の授業風景