News:学生
2014年5月1日号
第45回海外研修航海
望星丸でアジアの5都市を訪問
仲間との友情を培い貴重な経験積んだ41日


学校法人東海大学の「第45回海外研修航海」研修団(内藤耕団長=文学部教授)が3月27日、清水港(静岡市)に帰港した。「みんなでつながるアジアの海」をテーマに、学園の海洋調査研修船「望星丸」(国際総トン数=2174㌙)で台中(台湾)、ハロン湾(ベトナム)、バンコク(タイ)、シンガポール、沖縄を訪問。付属翔洋高校で行われた帰港式には学園関係者や保護者、友人らが駆けつけて航海の成功を祝った。 ※学年は当時

今回の研修団は、1996年以来18年ぶりにアジア各地を巡った=図参照。41日間にわたる航海の間、学生たちは14班に分かれて生活。掃除や食事の配膳を分担しながら、団役員による講義を通して知識を深めつつ、スポーツ大会や洋上卒業式といったイベントの企画・運営にも取り組んだ。
 
学生長の間瀬菜々美さん(観光学部4年)は、「日常生活とは異なる環境に戸惑い、衝突することもありました。でも話し合いながら問題を解決する中で、社会に出てから生かせる貴重な経験を積み、研修団全員でかけがえのない信頼関係を築けた」と語る。
 
寄港地では、東海大学と協定を結んでいる大学を訪問したほか、各地にある世界遺産も見学した。内藤団長は、「交流や見学を通して学生は大いに視野を広げ、成長してくれた」と振り返る。

日本の文化を紹介し、協力する楽しさを実感

台湾では台中にある東海(トンハイ)大学、タイではモンクット王ラカバン工科大学(KMITL)を訪問した。現地の学生との交流会では研修団の学生が鳴子踊りやよさこいソーランを踊った。また、シンガポールの船上交流パーティーでは折り紙や着物の着付けなど日本文化の体験コーナーも用意。「少しでも楽しんでもらおう」と航海中も工夫を重ね、内容を徐々に充実させていった。

長澤瑶昌さん(総合経営学部3年)は、「会場に集まった人たちから拍手をもらったときには、涙が出そうなほどうれしかった。仲間と協力することの大切さや楽しさを心の底から感じた」と話す。

発展するアジアで今後の成長を誓う
寄港地では各校の学生とともに市内を巡ったほか、現地で活躍する東海大の卒業生とも交流を深めた。小坂井健汰さん(工学部2年)は、「どの学生も日本語が上手だった。日本への関心の高さを実感し、自分たちも頑張らなければと思った」と語る。鈴木琢也さん(海洋学部2年)は、「先輩たちの話を聞き、世界に目を向けてアジアで活躍できるようになろうと心に決めた」と話した。帰港式の後、それぞれの家路についた学生たち。「お互いにもっと成長して再会しよう」と誓い合っていた。



 
(写真上)航海中は訪問地での演舞に向けて、空き時間を利用して何度も練習を重ねた
(写真下)タイには3月5日から8日まで滞在した。5日にKMITLで行われたディナーレセプションで勇壮な踊りを披露する学生たち。終了後には会場が大きな拍手に包まれた