News:学生
2011年1月1日号
日本語スピーチコンテストで学長賞を受賞
自分自身の経験をスピーチに反映

アルマズヤッド・オスマーンさん(政治経済学部2年・サウジアラビア出身)

「成功するためには、できない、難しいとマイナス思考で考えるのではなく、自分自身を信じることが大切。考え方次第で可能性は広がります」と力説。「七転び八起き」「継続は力なり」といった日本のことわざを引用しつつ、滑らかな日本語で観客に「成功の鍵」について語りかけた。

このスピーチで見事、日本語スピーチコンテストの学長賞に輝いたオスマーンさん。だが2007年に来日した当初、知っていた日本語は「さようなら」の1語だけ。日本へと旅立つ日に、父が教えてくれた言葉だ。「日本語がまったく分からなかったので、最初の6カ月間は『母国に帰ろうか』と悩むぐらい大変でした」。それでも必死に学んだのは、「国費留学生として、約3000万人の国民の中から自分を選んでくれた母国の期待を裏切りたくなかったから」。そのかいあって日本語学校をクラス1番の成績で卒業。09年4月、東海大学に入学した。

「経済大国・日本ならではの経営を学びたいと思い、政治経済学部に入学しました。でも当然のことながらクラスメートは日本人ばかり。専門用語が難しくて、講義内容の40%ぐらいしか理解できませんでした」来日当初のような不安に押しつぶされそうになりながらも、毎回のように教室の一番前の席に座って受講。講義内容を録音し、分かるまで何度も聴き直した。自分を信じて努力を続けることで、やがては定期試験でも好成績をとるまでに。この経験を今回のスピーチに反映させた。

「今回の受賞に満足することなく、これをきっかけにしてさらに自分を磨き、いろいろなことに挑戦していきたい」