News:学生
2014年7月1日号
4年ぶりの琵琶湖に出陣!
「ライトパワー」人力飛行機チーム
鳥人間コンテストに出場決定

夢舞台にいざ出陣――。チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」人力飛行機チームが、7月26、27日に滋賀県の琵琶湖で行われる「第37回鳥人間コンテスト2014」(主催=読売テレビ)に出場する。東海大学からの出場は2010年以来4年ぶり。学生たちは昨年から2年がかりで新たに設計、製作してきた機体「かもめ」の最終調整を続けている。

今回出場するのは、琵琶湖に設けられる500奪魁璽垢留復タイムを競う「人力プロペラ機タイムトライアル部門」。例年書類審査を通過した約10チームが出場しており、早稲田大学や日本大学など強豪チームがひしめいている。学生代表の三宅真亜子さん(工学部3年)は、「チーム70人の力を結集して観客を驚かせるタイムで優勝し、鳥人間コンテストの歴史を変えたい」と話す。

出場できなかった4年間で、チームは大きな変革を遂げた。東海大の学生チームとして、体制を変えながらも1990年代から引き継ぎ、改良を続けてきた機体の設計を一新。「シンプルで美しい飛行機」をコンセプトに一から設計し直した。機体の操作性を高めるため、尾翼などを電気を使って動かす電装システムの開発にも挑んできた。

「他チームに先駆けてあえて新しいことに挑み、人力飛行機の可能性を多くの人に知ってもらいたい」と三宅さん。電装班班長の戸塚秀則さん(同2年)は、「難しいからこそやりがいも感じる。1弔任盞擇、完璧に動かせるシステムを作ろうと、毎日修正を続けています」と語る。

チームでは、昨年秋からテストを始め、12月には初フライトに成功。その後も週末などを利用してテストを続け、6月20日から22日にも静岡県の富士川河畔で実施。カウルやプロペラ、電装、パイロットなど7班に分かれて機体の改良や予備部品の作成を進めている。プロジェクトアドバイザーの福田紘大准教授(工学部)は「細かい修正点はあるものの、順調に仕上がってきている」と太鼓判を押す。学生たちは、「新しいことへの挑戦はものづくりの原点。その魅力を伝えるためにも、真っ白なかもめが大空を美しく飛ぶ姿を多くの人に見てもらいたい」と意気込んでいる。

 
(写真上)6月21日のテストフライトで飛び上がる「かもめ」。空気抵抗を減らすため、飛び上がった後は前輪が電動で胴体にしまい込まれる仕組みになっている
(写真下)細心の注意を払いながら予備のパーツを作る。許される誤差は0・15ミリという細かさだ

Key Word 鳥人間コンテスト
毎年7月に彦根市で開催される人力飛行機の大会。「滑空機部門」「人力プロペラ機ディスタンス部門」「同タイムトライアル部門」があり、いずれも書類選考を通過した個人や団体が出場する。東海大からは過去27回出場している。