Column:Interview
2014年8月1日号
父の背中を追い成長誓う
女子剣道部
栄花 瞳 選手(体育学部1年)

5月の関東女子学生選手権大会でベスト16に入り、女子剣道部で唯一全日本に出場した栄花瞳選手(体育学部1年)。全日本では初戦で延長の末に敗れたが、大学での大きな一歩を踏み出した。

剣道を始めたのは小学1年生のとき。両親も東海大剣道部出身で、父・直輝さんは日本一、世界一に輝き、母・直美さんも全国で活躍した剣道一家だ。「でも両親は剣道をやりなさいとは言わなかった。水泳やピアノ、英語など習い事はたくさんやって、どれも面白かったけれど、最後まで続けたのは剣道だった」

中学2年生のときに道場連盟の全国大会で2位に入り、付属第四高校では全国高校総合体育大会(インターハイ)に3年連続で出場した。“勝って当たり前”。そんな周囲の目に苦しんだこともあった。「父の名前で勝ったと言われたり、ちょっと勝つと“優勝できるでしょう”と言われたり」。剣道を続けているとつらいことも多い――だが、「勝ったときはそれ以上の喜びがある。両親が喜んでくれるのが何よりうれしい。それに、この名前のおかげで出会えた人も大勢いるんです」。

高校までは実家暮らしで、母の手料理が元気の源、父からのアドバイスが剣道への活力だった。大学では寮生活で「ちょっと寂しい」と話すが、離れているからこそ「成長した姿を見せたい」とも。「じっくり攻める自分の剣道は変えずに、応用力をつけたい。父に近づくことが理想です」

 
(写真)第四高では女子キャプテンを務めた。後輩たちとは今も大の仲よし。「インターハイ、応援しています」