News:学生
2014年8月1日号
培ったスキル生かし多彩な活動
「ライトパワープロジェクト」ソーラーカーチーム

チャレンジセンター「ライトパワープロジェクト」のソーラーカーチームが、長年培ってきた経験やスキルを生かして多彩な活動を展開している。6月27日には東京・江東区のパナソニックセンター有明スタジオで、アメリカで最も古い伝統を誇るミシガン大ソーラーカーチームとトークイベントを実施。そのほかにも、アラブ首長国連邦アブダビ首長国にある石油資源大学とのソーラーカー共同製作プロジェクトを進めている。

アメリカ・ミシガン大とマネジメントを語り合う

トークセッションは、「世界一のソーラーカーを目指して―日米の大学トップチームに見るチーム・ビルディングの最先端―」をテーマに行われた。アメリカ大使館の主催で、東海大学とミシガン大学が共催、パナソニックも協力し、市民ら約100人が参加した。

両チームの学生2人ずつが、チームの構成や技術継承の方法などを発表。ミシガン大の学生は、「リーダーを中心にトップダウンで意思決定を行い、マニュアルによる技術継承を重視している」と報告。東海大からは、2013年度学生リーダーを務めた大久保亮佑さん(工学部4年)とドライバーの坂井達哉さん(同)が、「話し合いによる意思決定を重視し、上級生が下級生に教える形で技術を継承している」と語った。

ライバルから学び今後につなげる

その後、参加者を交えながら、レースに負けたときのチームのモチベーションの高め方、卒業生や企業などとの連携方法について意見を交換。参加者からは、「両国の文化を踏まえたチーム運営の特色や手法の違いなど、組織運営の参考になるアイデアもあり有意義だった」といった感想が聞かれた。

東海大チームの木村英樹総監督(工学部教授)は、「国際大会ではライバルとして競い合ってきたが、チームマネジメントについて意見を交わすのは今回が初めて。学生にとっても貴重な経験になったのでは」と話す。大久保さんは、「モチベーション維持の手法など学ぶべき点も多い。今後の活動に生かしたい」と話していた。

(写真)2013年型の東海チャレンジャーを前に語り合う学生たち

 
UAE・石油資源大とソーラーカーを共同製作

東海大学チームと石油資源大学(PI)のソーラーカー共同製作プロジェクトは、今年4月からスタートした。東海大チームのノウハウを伝えながら、来年1月にUAEで開催が予定されているソーラーカーの国際大会「アブダビ・ソーラー・チャレンジ」に出場するPIチームのマシンを共同で製作している。

5月20日から7月10日には、PIの監督と学生10人が湘南校舎に滞在。ボディーを製作するかたわら、東海大の学生がカーボンや部品の加工、マシンのメンテナンス技術を教えた。またPIの希望で、パナソニックや東レ・カーボンマジックなど東海大と連携している企業や、ソーラーカーチームを有する国内の大学も視察。共同製作のリーダーを務める大塚隆司さん(工学部4年)は、「PIの学生たちは意欲にあふれており、積極的な姿勢に触発されることも多い」と語る。

8月上旬から9月15日には東海大の学生がPIを訪れ、マシンを完成させる。福田紘大監督(工学部准教授)は、「海外の大学との連携は初の試みですが、東海大の学生にとっても国際的なプロジェクトのノウハウを身をもって学ぶ機会になっています。切磋琢磨しながら、ともに成長してほしい」と話している。

 
最先端の環境技術を紹介、小学生にエコカー教室

ライトパワープロジェクトが7月9日、秦野市立大根小学校4年生を対象にした「エコカー教室」を湘南校舎で開いた。秦野市との連携事業として毎年行われている催しで、約80人が参加。プロジェクトのメンバーが電気自動車とソーラーカーの仕組みを説明したほか、エネルギー技術を解説する講義も実施。デモ走行も行われ、駆け抜けるマシンを目にした小学生から大きな歓声が上がっていた。