News:教育
2014年8月1日号
2つのセンターが初の共同FD研究会
国際フェアの今後を考える

国際フェアの成果と今後のあり方を、学生とともに議論する――。国際教育センターと外国語教育センターによる初の共同F D(Faculty Development)研究会「東海大学の国際フェアを考える」が、7月12日に湘南校舎で開かれた。当日は、昨年度のフェアに参加した学生と教職員によるパネルディスカッションが行われ、活発な意見が交わされた。

湘南校舎で昨年度まで7回にわたって開催されてきた国際フェア。この研究会は、フェアの目的を再確認し、さらなる充実につなげるとともに、多様な国籍の学生が学ぶ東海大学の教育や国際化のあり方を考える機会にすることが狙い。外国語教育センター常任FD委員の田中哲准教授は、「FDは教育改善を目指して教員が取り組むべきものですが、教育的な効果を高めるためには学生と一緒に議論する必要があると考えました」と話す。

第1 部では、昨年度のフェアで各国・地域のブースを担当した留学生と日本人学生6人が登壇。準備や運営を通して得た経験や、よりよいイベントにするための提言を発表した。学生たちは、「国籍をこえて協力するスキルが身についた」「各国の文化に触れる中で、実際に訪れてみたいという意欲も高まった」と発言。一方で、「イベントの存在を知らない学生がまだ多い。広報活動により力を入れるべき」などの課題を挙げた。

続いて、結城健太郎講師(外国語教育センター)が他大学の事例を紹介した後、第2部では国際教育センターの片山恵一所長と外崎淑子准教授、外国語教育センターの西川惠准教授、サンティアゴ・マルティン准教授、国際部の関野辰夫次長が、イベントの現状と課題について参加者を交えて議論。学内外での認知度を高め、より多くの教職員や学生の参加を促す方策などを話し合った。

国際教育センター常任FD委員の加藤好崇教授は、「学生たちの意見からも予想以上に多くの課題が見つかった。この研究会を一つの発火点にして、今後も積極的に議論の場を設けていきたい」と話している。なお今年度の国際フェアは、11月27日から29日まで開催される。6月には各国ブースの企画・運営を担当する学生有志による準備委員会も発足。イベントに向けた準備が始まっている。

 
(写真)パネルディスカッションに参加したアルハルビ・アハマドさん(大学院工学研究科2年)は、「各ブースの成果を学生同士が共有できた点でも有意義だった」と語った
Key Word 国際フェア
学生の異文化理解能力向上を目的に、湘南校舎で2006年度から行われている。世界各国の文化や歴史を紹介するブースを留学生と日本人学生が協力して企画。ポスター展示のほか、民族衣装体験など多彩なイベントが催される。