News:教育
2014年9月1日号
韓国・漢陽大と学術セミナー
大学院生の研究交流を促進

韓国・漢陽大学と東海大学大学院文学研究科文明研究専攻、観光学専攻の共催による「国際学術セミナー」が8月2日、湘南校舎で開催された。漢陽大が、韓国政府が世界水準の大学院育成を目的として実施している「BK(Brain Korea)21プロジェクト プラス」の採択を受けている「日本研究特性化チーム」の活動の一環。大学院生レベルでの研究者間の交流や、若手研究者の育成を目的に企画された。

東海大では、漢陽大と学術交流協定を結んでおり、長年にわたって共同研究に取り組んできたことを受け、今回のセミナー開催に協力。当日は「グローバル社会における日本研究」をテーマに、漢陽大の大学院生、東海大の大学院生に加え、アメリカ・コロンビア大学とイタリア・ヴェネツィア大学からもそれぞれ1人が登壇した。また、東海大学文明研究所によるセミナーも併催。文学部の平野葉一教授(学長室長)が「言語文化多様性について」、鷹取勇希講師が「ヘゲモニー論からみた英語文化支配の構造」と題して講演した。

発表者はそれぞれ、「日本」に関連して取り組んでいる文化・文明をはじめ歴史や観光、言語などの研究内容について紹介。活発な質疑応答も交わされた。東海大の大学院生からは、「各大学院生の発表から、学びの視野の広さに驚いた。自分の研究にも生かしたい」などの声が聞かれた。

日本側の運営を担った平野教授は、「日韓における文化の比較、外交史など多岐にわたる発表があり、さまざまな意見を聞くことができた。今後も継続して研究交流の機会を設けたい」と話す。また、漢陽大の鄭夏美教授は、「グローバル化社会にあって、若者がともに研究に取り組み、高め合うことが重要」と手応えを語っていた。
 
(写真)今年4月に開設された文学研究科観光学専攻の大学院生も研究成果を発表