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2014年9月1日号
熊本で世界一行きたい科学広場
貴重な研究設備も公開

科学の魅力を伝える人気イベントを熊本で初開催――8月10日に熊本県にある東海大学宇宙情報センターで、「世界一行きたい科学広場in熊本2014」が開催された。
 
この催しは子どもたちに科学の魅力やものづくりの面白さを伝えようと、10年に福岡県宗像市で付属第五高校などが中心となり、地域の企業や他の教育機関と連携して開始。12年から付属浦安高校でも行われている。今回はその熊本版を開こうと、熊本校舎にある基盤工学部の教職員が中心となって実行委員会を組織。県内の高校や教育委員会から協力を得て、準備を進めてきた。

委員長を務める中嶋卓雄学長補佐(基盤工学部長)は、「貴重な研究設備がそろった宇宙情報センターを舞台に、科学の素晴らしさを子どもたちに伝えたいと考えました。多様な学びの場が広がる東海大の、懐の深さを知ってもらえれば」と狙いを語る。

当日は熊本校舎の学生、教職員、付属熊本星翔高校の生徒らが27のブースを出展。東海大学教育研究所の滝川洋二教授による「たのしいサイエンスショー」や、宇宙情報センターに設置されている大型パラボラアンテナの見学も実施され、約2700人が来場した。

電磁誘導の電力で発光させるLEDライトの製作や携帯端末を使った飛行ロボットの操作、葉脈を使ったしおりづくりなど、趣向を凝らした体験型ブースには多くの親子連れが集まり、保護者からは「先生方や学生さんの説明がわかりやすく、子どもの夏休みの自由研究もはかどりそうです」といった声が聞かれた。

ブースの運営に携わった学生は、「イベントを通じて多くの方と接することができ、やりがいがありました」と話していた。

5回目開催の宗像には約5050人が来場

なお、9日には宗像ユリックスで5回目となる「世界一行きたい科学広場in宗像2014」を開催。東海大と付属第五高校が共催した。大学や企業からブースが出展され、約5050人が来場。第五高生がスライムづくりの実験=右写真=などを、福岡短期大学の学生が体力測定を行った。

 
(写真)宇宙情報センターが誇る直径11メートルの大型パラボラアンテナの動作見学では、動きの速さに驚きの声が上がった