News:総合
2014年10月1日号
九州キャンパスの「公開セミナーLet’s不思議!」
地域に有益な情報を発信
50回を機に“東海大の原点”を再確認


九州キャンパス(熊本・阿蘇両校舎)が熊本日日新聞社と共催する「公開セミナーLet’s不思議!」が9月13日の開催で50回の節目を迎えた。1994年に当時の九州東海大学が開学30周年を迎えたことを記念してスタート。学内外の識者を講師に多彩なテーマで地域に情報を発信してきた。20年で50回の記念となった今セミナーでは、学校法人東海大学の松前義昭副総長・理事長が講師を務め、九州・熊本における学園の教育の原点や今後の展望を語った。

公開セミナーではこれまで、学内の教員や学外の専門家が科学技術、政治経済、スポーツ、環境など時事問題や社会状況に合わせたさまざまなテーマについて語り、毎回多くの市民が聴講してきた。その内容は後日、県内で多数の読者を持つ熊本日日新聞の紙面で詳細が報じられている。中嶋卓雄学長補佐(九州キャンパス担当・基盤工学部長)は、「リモートセンシングや地下水利用、農業などを中心に、地域にとって有益な情報を発信し、社会貢献につなげたいと続けてきました。また、熊本校舎の学部を昨年度に改組改編したこともあり、観光や医療など新しいテーマも設定しています」と語る。

創立者の生涯を振り返り、大学の役割を考える

今回は、「九州における熊本の高等教育機関の使命〜創立者松前重義博士の教育理念を通して〜」をテーマに、松前理事長による講演、松前理事長と中嶋学長補佐、熊本日日新聞社の丸野真司編集局長による鼎談を実施した。「50回を機に原点に立ち返り、東海大設立の経緯や創立者の理念を再確認しようと考えました」と中嶋学長補佐は語る。

200人をこえる参加者が集ったセミナーで松前理事長は、「創立者松前重義の熱き使命感から東海大学は始まった」をテーマに、創立者の生涯を振り返りながら、「松前重義は戦争で荒廃した国を教育によって復興させたデンマークのあり方を知り、“教育によって国を変える”と決意しました。東海大の建学の理念には、今も変わらない平和主義が根底にあります」と語った。

続いての鼎談は「九州における熊本の高等教育機関の使命」がテーマ。松前理事長と中嶋学長補佐が、熊本における東海大の役割や熊本にある大学の位置づけなどについて考えを語り合った。

 
(写真上)松前理事長は、松前重義博士が中心となって開発した「無装荷ケーブル長距離通信方式」や、内村鑑三の思想との出会い、さらにデンマークの歴史と国民高等学校による教育について解説した
(写真下)熊日新聞の丸野編集局長(左端)の進行のもと、大学の役割を語った