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2014年10月1日号
ベトナムの原子力技術を担う
研修の1期生15人が修了

企業などと連携し、原子力発電所の建設や安全運転を担う専門技術者を養成する―。「ベトナム電力グループ原子力技術者向け特別上級教育課程(ベトナム原子力プロジェクト人材育成計画)」1期生15人の修了式が、9月19日に東京・霞が関の東海大学校友会館で催された。式典には東海大学や連携企業の関係者ら約100人が出席し、研修生の門出を祝った。

このプロジェクトは、2012年に政府間で締結された日越原子力協定に基づき、東海大が企業などと連携して開講している2年間の研修プログラム。東海大では企業と共同でプログラムを開発。12年9月から始まった1期生の課程では、国際教育センターの教員が日本語の指導にあたったほか、工学部原子力工学科の教員や企業の社員が原子力に関する専門分野を講義。原子力発電所や研究機関での研修も行われた。

工学部の学生や大学院生もティーチング・アシスタントとして参加し、専門知識の習得をサポートした。グエン・テー・リンさんは「先生方の丁寧な指導や学生の助言のおかげで、高度で実践的なスキルを身につけることができた。充実した研修を用意してくれたことに感謝したい」と成果を語った。

修了式では、山田清志副学長が研修生一人ひとりに修了証を授与。優秀な成績を収めた3人には片山恵一国際部長から記念の盾が、ベトナム電力グループのファム・レ・タイン社長から褒賞が贈られた。研修生は帰国後、同グループが進めている発電所建設プロジェクトで中核的なスタッフとして働くほか、技術者の教育にもあたる。

2期生の開講式も実施 研修生が抱負を語る
修了式後には、9月9日に来日した2期生9人の開講式も行われた。式典では研修生を代表してグエン・スアン・キエンさんが抱負を語ったほか、タイン社長から山田副学長に感謝の記念品が手渡された。

 
(写真)山田副学長(右)から修了証を贈られる研修生。タイン社長からは、「日本とベトナムの専門家の架け橋として、プロジェクトの成功に貢献してくれると期待しています」との言葉が贈られた