News:研究
2014年12月1日号
神奈川県とロボット講座を共催
 東海大の最先端研究を紹介
「ロボット特区」に協力 “未来の生活”を語り合う


東海大学のさまざまな学部学科で進められているロボット研究が集まった公開講座「ロボットで拓く未来生活 東海大学におけるロボット研究」が11月1日、湘南校舎17号館ネクサスホールで開かれた。神奈川県の黒岩祐治知事による講演をはじめ、ロボット分野にかかわる教員と企業の代表者らによるパネルディスカッション、研究紹介などを実施。建学祭でにぎわう中、地域住民や学生ら約100人が来場した。

この催しは、同県の地域活性化総合特区である「さがみロボット産業特区」に工学部や情報理工学部の教員が協議会メンバーとして参画するなど、ロボット産業推進にかかわっていることを受けたもの。東海大における幅広いロボット研究について紹介することなどを目的に、大学院総合理工学研究科、工学研究科、工学部、情報理工学部が神奈川県と共催した。

「未来のロボットハウス」をテーマに講演した黒岩知事は、製品化を重視したロボット開発実験向けに従来の規制を緩和した「ロボット産業特区」の取り組みについて紹介。「病気になる前の段階“未病”の見える化や健康状態を把握できるシステムを開発し、生活の中にロボットを取り入れることで、県が掲げる施策『ヘルスケア・ニューフロンティア』を進めたい」と語った。

パネルディスカッションには、黒岩知事をはじめ医学部の寺地敏郎教授、情報理工学部の増田良介教授、医療技術短期大学の中田芳子教授、ダブル技研蠡緝充萃役の和田博氏が登壇。工学部の山本佳男教授の進行で、ロボットによる生活の変化や一般社会への普及の可能性について意見が交わされた。

会場にはさまざまな学部学科で研究開発されているロボットの展示ブースも設置され=右上写真、来場者の関心を集めた。運営を担当した情報理工学部の稲垣克彦教授は、「今後は県との連携を深めるとともに、学部を横断した新しい研究にも取り組みたい」と語っていた。

 
(写真)講演では寺地教授、工学部の甲斐義弘准教授、情報理工学部の稲葉毅教授が、ロボット活用や開発の現状、今後の課題について解説した