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2014年12月1日号
別科日本語研修課程が50周年シンポ
修了生と教員が将来像を語る

留学生の日本語教育を担う別科日本語研修課程の開設50周年を記念したシンポジウムが11月8日、湘南校舎で開かれた。同課程が取り組んできた教育の成果や役割を明らかにし、社会や留学生のニーズに合った教育の実現に向けた方向性を話し合うことを目的に企画されたもの。会場には学生や教職員ら約150人が詰めかけ、熱心に議論に耳を傾けていた。



別科日本語研修課程は、東海大学への入学を希望する留学生を対象に日本語と数学などの基礎科目を教える予備教育機関として、1964年に開設。現在は日本語学習を希望する留学生を幅広く受け入れており、修了生は3000人をこえている。

当日はまず、別科で教鞭をとる宮城幸枝教授(国際教育センター)が講演。学園の創立者・松前重義博士が掲げた「世界中の若者が教育を通して交流することこそが世界平和の礎である」との考えをもとに開設された経緯や、留学生数の変遷、時代に合わせて展開してきたさまざまな取り組みを紹介した。

その後のパネルディスカッションでは、別科主任の斉木ゆかり教授(同)や工学部の神崎昌郎教授、アセアンオフィス(タイ)の富田紘央講師(同)、修了生ら8人がパネラーとして参加。それぞれの視点から、別科が挙げてきた成果や海外拠点から見た意義、留学生からの要望などを紹介。学習者の多様なニーズに合わせたカリキュラムの提供やITの活用など、よりよい教育の実現に向けた提言も行われた。

斉木教授は、「さまざまな立場からの声を聞けたことで、別科の歴史や成果、課題などがより明確になった。今回の成果を今後の教育活動にも生かしていきたい」と語っている。

記念の同窓会に約100人が集う

11月3日には湘南校舎で、50周年記念の同窓会も開かれた。会場には、山田清志学長をはじめとする学園関係者と元教職員のほか、アメリカや中国、台湾、タイなどから約100人の修了生が参加した。

修了後初めて母校を訪れた参加者も多く、互いの名前を呼び合って再会を喜び、在学当時の思い出を恩師と語り合う姿が見られた。参加者からは、「修了生同士の連携を深めるためにも、定期的に開いてほしい」との声が数多く聞かれた。

 
(写真上)活発な議論が展開されたシンポジウム
(写真下)再会を喜ぶ修了生と教員