News:教育
2015年1月1日号
外国人向けモニターツアー開催
丹沢湘南地域の魅力伝えたい

丹沢湘南地域の観光資源が持つ魅力を、世界に伝えたい―。観光学部が昨年12月6日、丹沢湘南地域をバスで巡る外国人向けのモニターツアーを開催した。To-Collaboプログラムに採択された研究課題「広域観光のデスティネーションマネジメントを通じた地域振興」の一環で、松本亮三学部長と屋代雅充教授が中心となって企画。収集した情報を、今後の観光ツアー開発につなげる“モニター版”として行ったものだ。

今回のツアーは、湘南校舎とその近隣にある秦野市や伊勢原市など6市町の自治体による「丹沢湘南観光連携会議」の協力を得て実施。同会議に所属する各観光協会による宣伝の効果もあり、アメリカ、中国など10カ国から日本在住の外国人をはじめ東海大学で学ぶ留学生16人を含む43人がツアーに参加した。

晴天に恵まれた当日は、集合場所の小田急線伊勢原駅前に予定時刻より早く、参加者が集まった。李青露さん(観光学部1年)は、「来日してからまだ日が浅いので、より深く日本文化を学びたいと思い、ツアーに申し込みました。とても楽しみで、早起きしちゃいました」と話す。

バスで伊勢原市の大山に到着した一行は、紅葉を楽しみながらハイキング。大山阿夫利神社下社に参拝し、神社の施設で名物・大山豆腐に舌鼓を打った。

SNSで“思い出”発信 インバウンド観光を推進

移動中、屋代教授は「旅の思い出をフェイスブックなどのSNSで、母国の家族や友人に発信してほしい」と呼びかけた。「外国人を日本の観光地に誘致する“インバウンド観光”の魅力を世界に広めることも、大切な目的の一つです」

参加者からは、「大山から見た絶景の写真と、神社でのエピソードをSNSに書き込みました。“私も行きたい”と、見た人からコメントがありました」といった声も。

続いて秦野市のそば処「東雲」に到着。そば打ちを体験した後は、中井町の喫茶店で施設に併設された足湯を楽しみながら、コーヒーや紅茶を味わった。さらに、大磯町で旧吉田茂邸地区庭園を散策。平塚市では、荒井だるま屋で伝統のだるま製作を見学し、お土産として二宮町の特産であるミカンが配られた。葛嵐さん(教養学部2年)は、「そば作りで友人ができました。足湯はとても気持ちよく、ずっと入っていたかった。盛りだくさんで最高でした」と笑顔だった。

松本学部長は、「アンケートでは、“とても楽しかった”という声が非常に多く、よい結果が得られました。データを詳しく分析し、インバウンド観光を盛り上げる一助にしたい」と語った。

 
(写真上から)
▽大山阿夫利神社の歴史について神職から話を聞いた
▽手作りのそばは「おいしい!」
▽だるま作りを見学