News:付属諸学校
2015年2月1日号
“ミクロ”の世界を初体験
理科の興味を広げよう

「目に見えないのに、ちゃんと見えるよ!」。付属翔洋高校(静岡市)で2月28日まで、「君の知らないミクロの世界へ」をテーマにした科学体験教室が開かれている。日ごろは観察する機会が少ないミクロレベルの世界に触れ、理科への興味や関心を高めようというものだ。


「清水みなとで楽しもう! 科学体験教室2014 君の知らないミクロの世界へ」は、子どもの健全な育成を支援する国立青少年教育振興機構「子どもゆめ基金」の助成による活動。市内の小学5年生から高校生までを対象に、昨年12月20日から2月28日まで全6回のプログラムで顕微鏡の歴史や仕組みを学び、身近な微生物の観察、光学顕微鏡の見学などを行う。

2回目となった1月17日の「顕微鏡をのぞいてみよう」には、同中等部などから理科に関心のある生徒15人が参加した。生徒たちはまず、観察したものの大きさを測定する「ミクロメーター」の使い方を実習。1目盛の大きさが0・01世鳩茲泙辰討い襦崑佇ミクロメーター」を顕微鏡のステージにセットし、接眼レンズの筒の中に入れる接眼ミクロメーター1目盛の大きさを算出した。「ミクロの大きさを実際に観察したのは初めて」と、和田健希さん(中等部2年)は興味深げに顕微鏡をのぞく。

次に、観察する標本づくりに挑戦。植物の組織について学び、ツバキの葉を透けるほど薄く切る作業に悪戦苦闘した。なんとか薄く切れると、硬い組織と柔らかい組織が赤と緑に色分けされる染色の工程へ。「うまく染まってきれいな試料ができた」と川村愛実さん(同)は満足げに言う。

生徒たちは染色されて見やすくなったツバキの葉の組織を観察。渕上祐太教諭に標本を長期間保存できる半永久プレパラートに加工してもらい、生徒たちは大事そうに持ち帰った。

科学体験教室を企画した山崎昌幸教諭は、「さらに大学との連携を深め、科学の楽しさを伝える活動を続けたい」と話している。

 
(写真上)「先生、これなら大丈夫?」と何度も試料のでき具合を確かめる
(写真下)1月24日には海洋学部の生物実験室で第3回「海の生き物をみてみよう!」を実施。同学部の澤本彰三非常勤講師(前教授)、土井航講師の指導で海の微生物を観察し、イカやカニの体のつくりを学んだ