News:付属諸学校
2015年4月1日号
【山形高】学生の地元就職を応援
キャリア支援センターと協力

山形高校で3月7日、「やまがた就職合同個別相談会」が初めて開催された。同校と東海大学キャリア支援センターの主催で実施したもの。同高卒業生または山形県出身の東海大3年生と保護者が参加し、地元企業22社とハローワークがブースを出展した。※部署名、学年は当時

3月1日に企業の採用情報が解禁になった2016年3月卒業生の就職活動。各地で合同説明会などが開催される中、付属高で初めて開かれたのが今回の個別相談会だ。

同校の松浦達朗教頭は、「キャリア支援センターの調査では、山形県から東海大に進学したうちの28%がUターン就職で地元に帰ってきています。今後の山形を引っ張っていく学生をサポートし、地域に貢献するのも高校の役目だと考えています」と意図を語る。

キャリア支援センターに協力を依頼し、松浦教頭と進路指導主任の安孫子康弘教諭が何度も湘南校舎を訪れて打ち合わせを重ねた。企業や学生への呼びかけのほか、スケジュールや資料の作り方などのノウハウを教わりながら準備をしてきた。

Uターン希望の学生に“出会い”の場をつくる

「母校での開催と聞き、参加を決めました。いろいろな企業の話を聞けるいいチャンスだと思った」と話す今野智美さん(理学部3年)をはじめ、今回の相談会が“初めての就活”だという学生も多く、その表情は緊張そのものだ。オリエンテーションでキャリア支援センターの職員らから説明を受けた学生たちは、それぞれプロフィールシートを記入して15分ずつ各ブースを回った。

水戸部結夏さん(教養学部3年)は、「アットホームな空気の中で個別に話を聞けたのでよかった。Uターン希望ではありませんでしたが、話を聞くとどの企業も魅力的でした」と語る。学部での学びを生かした就職を希望する五十嵐大将さん(生物学部3年)は、「土木関係の会社でも、自然保護など生物にかかわる仕事があるとわかったことが収穫」と続けた。

メモをとりながら熱心に質問する学生たちを見て、「山形に戻って就職したいという学生の環境をつくるためにも、引き続き支援していきたい」と阿部吉宏校長。キャリア支援センターの佐川直之次長も、「Uターン就職は学生にとって大切な選択肢です。ほかの付属高でも活動が広がり、サポートしていければ」と期待していた。

 
(写真上)土屋洋輔さん(文学部3年)は、「企業の名前は知っていても、どんな業種なのか詳しく知らないこともある。就活の視野が広がった」
(写真下)休憩時間には恩師やキャリア支援センターの職員と就活について話すことができるのも、“母校開催”ならでは。学生同士で情報交換する姿もあった