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2015年5月1日号
第46回海外研修航海研修団が帰港
船上生活と交流で大きく成長

学園の海洋調査研修船「望星丸」で各国を訪問する東海大学独自の教育プログラム「第46回海外研修航海」が、2月17日から3月26日まで行われた。今回は全国の校舎と医療技術短期大学から、89人の学生と団役員13人が参加。38日間の航海で、ブルネイ・ムアラやタイ・バンコク、台湾などを訪問した。 ※学年は出航当時

海外研修航海は船内での共同生活や訪問先での交流を通じて、自らを見つめ直し、国際社会を生き抜くうえで必要となる自主性や協調性、幅広い視野を身につけてもらおうと毎年実施している東海大学独自の教育プログラム。1968年の第1回から延べ3430人が参加している。出航前には、「どんな体験が待っているか楽しみ」(遠藤博正さん・農学部1年)と語っていた学生たち。出航直後は大きな揺れに見舞われたが、その後は天候に恵まれて順調な航海を続けた。

今回の航海では、「時間を守ること」以外のルールは学生たちが話し合いで決めていった。学生長の石田大也さん(海洋学部4年)は、「最初は互いにぎくしゃくして、まとまりが悪かった」と振り返る。それでも、スポーツ大会などのイベントや訪問先で披露するよさこいソーランの練習、船内での部活動、教員による洋上講座を重ねるうちに、「皆が自主的に考え、助け合えるようになっていった」。

石川明日加さん(観光学部1年)は、「多くの人と話す中で、外見で人を判断しないようになり、引っ込み思案だった自分を変えられた」と振り返る。清水則樹さん(海洋学部2年)は、「感情に流されず、相手を受け止めて話し合うことの大切さを学んだ」と語った。

寄港地のタイと台湾では、東海大の協定校を訪問し、同年代の大学生や現地で活躍する卒業生と交流。初めて訪れたブルネイで、主要産業である油田や歴史的な建造物を視察した一行は3月26日に帰国。付属翔洋高校(当時)で開かれた帰港式で、山田清志学長らに成果を報告した。「協力すれば可能性が広がることや自分の考えを持つことの大切さを学び、日本のよさを知った旅だった」と、笹野智也さん(法学部2年)。旅で得た成果と思いを胸に、学生たちは新たな一歩を踏み出していった。
 
(写真)帰港式で、研修の成果を報告する石田学生長(中央)と岡田喜裕団長(左)、荒木直行船長