News:付属諸学校
2015年5月1日号
幼高大の連携をより強化
熊本地区の一貫教育プロジェクト
教職員一丸で教育の充実を

付属熊本星翔高校と付属かもめ幼稚園が同じ熊本地区にある東海大学熊本、阿蘇両校舎と連携する「熊本地区一貫教育プロジェクト」が、活動開始から1年を迎えた。教育、スポーツ指導、進路指導など各分野で、さらに一貫教育体制を生かした取り組みを展開しようというものだ。3月25日には熊本校舎で活動報告会が開催された。

熊本地区にある東海大学の教育機関では、熊本校舎の教職員が、隣接する熊本星翔高で生徒の進路相談に応じたり、柔道やバスケットボールなどのスポーツでは高大の指導者が総合的に協力したりと、これまでもさまざまな分野で連携活動を展開してきた。また阿蘇校舎の農学部が飼育しているヒツジをかもめ幼に連れていき、毛刈りイベントを開くといった特徴的な活動も盛んだ。

今回のプロジェクトは、これらの活動を継続するとともに、園児、生徒、学生の学力や体力の充実につながる新規の取り組みを創出するとともに、東海大学学園のブランド力向上を図ろうというもの。九州キャンパス長の中嶋卓雄学長補佐を委員長に、幼高大の教職員が参加。教育連携、スポーツ連携、進路指導といった6つのサブプロジェクトを軸に具体的な活動を展開してきた。

教育連携サブプロジェクトでは、読書感想文を通した国語教育や、熊本校舎の基盤工学部に進学が決まった生徒への数学の補習授業、同学部の研究室を生徒が巡るツアーを初めて開いた。

教育連携サブプロジェクトのリーダーで熊本星翔高の古舘伸尋教頭は、「活動を通して、大学側が生徒たちに求める学習内容の詳細を把握でき、普段の指導にフィードバックしています。さらに、今回実施した研究室訪問ツアーのような新イベントについても積極的に提案できている」と成果を話す。

中嶋学長補佐は、「昨年度の経験を生かし、今年度はサブプロジェクトの内容やメンバーの編成を再検討していく。定期的に報告会を開催し、教職員一丸となって既存の取り組みのさらなる充実を図り、新規の取り組みも増やしていきたい」と展望を語っている。

 
(写真上)熊本校舎の学生が熊本星翔高の生徒にものづくりを指導
(写真下)学生と生徒が合同で柔道の練習に打ち込む