News:学生
2015年6月1日号
吹奏楽研究会が演奏会
東日本大震災からの復興を願って

湘南校舎の吹奏楽研究会が5月9、10日に宮城県岩沼市と山形県山形市で演奏会を開いた。学園の教育機関の保護者や同窓生による宮城県校友会と山形県校友会が主催した「復興祈念コンサート」に招待されたもの。

9日に宮城県名取市に入った学生たちは、津波で大きな被害を受けた同市閖上(ゆりあげ)地区などを見学。住民から当時の様子も聞いた。企画局長の高橋大優さん(教養学部4年)は、「震災から4年経ってもまだがれきが残っている。復興が容易でないことを思い知らされた」と語る。

岩沼市の会場には市民や近隣の中高生、同窓生ら約900人が来場。第1部で東海大学校歌や『「もののけ姫」セレクション』を披露した。第2部では、夏に開かれる全日本吹奏楽コンクールの地区大会に向けて中高生の参考にしてもらおうと課題曲のミニクリニックを実施。学生が課題曲4曲を演奏し、常任指揮者の福本信太郎氏と音楽アドバイザーの加養浩幸氏が演奏の注意点や練習法を紹介した。

翌10日の演奏会は、東海大学山形高校の吹奏楽部と合同で開かれた。両部合同の演奏会は今回が初めて。会場となる「やまぎんホール」で午前中には音合わせをした後、中高生を対象にしたクリニックも実施した。

市民や中高生ら約1000人が来場した演奏会では、両校の演奏に続いて、合同でのステージを披露。アンコールでは、復興応援ソング『花は咲く』や『翼をください』を来場者とともに歌った。部長の森岡大智さん(工学部4年)は、「音楽の力で役に立てるのなら、今後もぜひこうした演奏会を開いていきたい」と語っていた。

 
(写真上)山形市での演奏会。山形高吹奏楽部部長の渡邉菜奈さん(3年)は「高いレベルの先輩たちと一緒に演奏できて、音の出し方や心構えなど参考になることがたくさんあった」と語った
(写真下)名取市閖上地区で津波の被害を受けた住宅地などを巡った学生たち。「演奏中、目にした光景や震災当日の様子が頭をよぎり、何度も涙が流れてきた」「こうした機会をつくってくれた校友会の方々に感謝したい」と話していた