News:学園
2019/10/01 「人生の質(QOL)の向上を目指して」
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2019年10月1日号
「人生の質(QOL)の向上を目指して」
学長と大学院生が特別座談会

9月14日に湘南校舎で開かれた東海大学神奈川県地区後援会総会で、特別座談会「人生の質(QOL)の向上を目指して〜本学大学院生の世界に誇れる研究成果を通してみる本学の魅力とは〜」が行われた。大学での学びの本質を伝えることが目的。大学院生2人と山田清志学長が約550組の後援会員を前に語り合った。

座談会に登壇したのは、カザフスタン出身の留学生で大学院総合理工学研究科総合理工学専攻3年(博士課程)のジョルダヤコヴァ・サウレさんと、大学院工学研究科建築土木工学専攻2年(修士課程)の瀧川瑞季さん。初めに山田学長が座談会の意図や本学の留学生受け入れの現状などを説明し、それぞれの専門分野で顕著な研究成果を挙げてきた2人が東海大入学や大学院進学を決めた理由、将来の目標や希望を語り合った。
 
「ボラシャック」カザフスタン国費留学生として来日したサウレさんは、教養学部人間環境学科自然環境課程を卒業後、大学院人間環境学研究科人間環境学専攻修士課程を修了。現在は総合理工学研究科で水素ガスを金属に含ませて貯蔵する研究に取り組む。
 
「『ボラシャック』はカザフスタン語で『未来』という意味です。母国の未来のために環境問題について学びたいとこの奨学金を得て日本に留学しました。将来はカザフスタンに水素吸蔵合金の技術を根づかせたいという夢に向かって研究を続けています」と語った。
 
一方の瀧川さんは、工学部土木工学科を卒業後、工学研究科に在籍し、コンクリートの施工時に広く用いられる化学混和剤の性能を効果的に発揮させる手法に関する研究に励んでいる。「土木工学科での実験を通して将来役立つコンクリートについて知り、勉強の主題に選びました。学科の先生から“学部は教わる立場だが、大学院では教える立場にもなる”と聞き、社会に出る準備ができると大学院進学を決めました」と振り返る。
 
さらに、現代文明論の授業を通して、社会に出たときに必要な幅広い視野を得られることや、多様な留学生と会話をするために自ら進んで学べるようになったなど、東海大の特色や魅力を紹介。
 
最後にサウレさんは、「両親は“研究者になって母国に貢献したい”という道を理解してくれています。皆さんも学生さんを信じて支えてください」と呼びかけ、瀧川さんは、「社会で活躍するスキルやコミュニケーション力を身につけられるので、修士課程に進んでよかった」とまとめた。

 
(写真)「東海大で幅広い視野を得た」と語る大学院生たちに、山田学長は「多くの学生が海外留学を経験することでさらにその視野を広げられる。制度を整えるなどチャンスを増やしていきたい」と応えた