Column:Interview
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2018年6月1日号
【卒業生訪問!】 世界チーム選手権で銀
競歩の“不思議”を探求
勝木隼人選手(自衛隊体育学校・体育学部2012年度卒)

2020年に開催される東京五輪に向けて、陸上競技の競歩が盛り上がりを見せている。2016年のリオデジャネイロ五輪50キロ競歩では、荒井広宙選手(自衛隊体育学校)が銅メダルを獲得し、同競技で日本初のメダルをもたらした。今年5月5日には中国・太倉で世界競歩チーム選手権大会が行われ、日本勢が表彰台を独占。団体での総合優勝も果たした。

同大会で銀メダルを獲得したのが勝木隼人選手だ。昨年10月の全日本50キロ競歩大会でも初優勝を飾り、両大会の結果から、8月25日から30日にインドネシア・ジャカルタで開かれるアジア競技大会の日本代表にも選出された。

大学2年時から競歩を始めた勝木選手だが、翌年の日本学生対校選手権大会では学生日本一に。4年時にも同大会で連覇を果たすなど世代トップ選手へと駆け上がった。「当時指導してくれた児島大佑コーチの練習が自分に合っていたというのもありましたが、陸上競技部の選手たちと切磋琢磨できる環境が大きなモチベーションになっていました」

学生時代から活躍を続ける勝木選手に競歩の魅力を聞くと少し迷った様子で、「不思議な競技であることが魅力」と苦笑いを浮かべて答えた。「見ている人も不思議だと感じることが多いと思います。『どちらかの足を必ず地面につけていなくてはならない』など独特のルールもありますし、違反を3回すればどれだけゴールに近づいていても失格になってしまう。でもその猊垰弋〞があるからこそ、フォームやレース展開などを探求していく面白さがあるんです」

成長著しい日本の競歩界で中心的な存在であるものの、技術を磨くことに魅力を感じる今は、「大会での結果はあまり気にしていない」という。

「世界大会で結果も残したいが、それよりも現役を長く続けることが目標。今はまだ2年後の東京五輪は考えられないが、理想的なフォームを追求していく過程で世界選手権や五輪にも出場できたら」
 
(写真)全日本競歩大会でも優勝するなど好成績を残し続けている