News:総合
2018/11/01 市民とともに防災を考える
2018/10/01 山田学長が次代の教育を提言
2018/09/01 日露の学生が望星丸で交流
2018年11月1日号
市民とともに防災を考える
防災・減災アプリを活用
北海道地震の経験を踏まえ 札幌市南区でワークショップ

東海大学連合後援会の研究助成金・地域連携部門の採択を受けた研究課題「防災・減災・まち歩きアプリの利活用による地域連携と防災教育への展開」の取り組みとして10月6日に、札幌市南区の真駒内総合福祉センターで市民参加型ワークショップ「防災・減災の視点から考える真駒内駅前のまちづくり」が開催された。研究代表者の宇津圭祐准教授(情報通信学部)をはじめ工学部や情報理工学部、国際文化学部などの教員が札幌校舎の学生や住民ら約30人とまち歩きを通して地域の防災を考えた。

研究グループでは、昨年度まで東海大の地域連携活動であるTo-Collaboプログラムの活動として情報理工学部の内田理教授を中心に、ツイッターなどのSNSを活用した防災・減災・安否確認・まち歩きアプリケーション「DITS・DIMS」の研究・開発に取り組んできたほか、その実証実験を湘南校舎周辺の自治体や学校と連携して実施してきた。
 
今回の催しはこれまでの成果を全国に展開するもの。また、9月に発生した「北海道胆振東部地震」では、札幌校舎が所在する札幌市南区でも停電や断水などの影響があったため、その経験も踏まえて有事の際に利活用できそうな施設や設備、危険になりそうな場所などを参加者とともに確認することを目指した。
 
まち歩きではチャレンジセンター「札幌ボランティアプロジェクト」のメンバーら学生5人も加わり、グループに分かれ地域を散策。参加者は住宅地や公園、路地などを巡りながら、「避難場所を示す標識が見えにくくなっている」「狭い路地に違法駐車があると避「先日の地震では停電でスマホの充電ができなかった。電気が供給される場所を事前に確認しておくべき」といった意見が上がった。
 
宇津准教授は、「これまでのワークショップはSNSに慣れている中高生が対象だったが、初めて高齢者に使ってもらったことで新たな課題も発見できた。各地でこのような催しを開き、システムの改良につなげたい」と話していた。難の際に障害となる」と話し合いながら、タブレット端末で写真を撮り、DITSに投稿した。
 

約1時間のまち歩き後には、ディスカッションも実施。「高齢者はインターネットに慣れていない。SNSの訓練が必要」「先日の地震では停電でスマホの充電ができなかった。電気が供給される場所を事前に確認しておくべき」といった意見が上がった。

宇津准教授は、「これまでのワークショップはSNSに慣れている中高生が対象だったが、初めて高齢者に使ってもらったことで新たな課題も発見できた。各地でこのような催しを開き、システムの改良につなげたい」と話していた。
 
(写真上)地域住民と教員、学生がともに真駒内エリアを歩き、災害時に役立つ情報を探した
(写真下) まち歩きで見つけた情報と課題を議論