【阿蘇援農コミュニティープロジェクト】
農家や酪農組合を支援
チャレンジセンター「阿蘇援農コミュニティープロジェクト」が、9月12日から14日まで、熊本県産山村で夏の援農活動に取り組んだ。 同プロジェクトは人手不足の農家を支援しながら、自分たちも農家の生きた知識や技術を学ぼうと2008年度から活動している。熊本地震が発生後には、援農活動と併せて被災した農家のビニールハウスを建て直すなど復興支援にも尽力。これらの活動が評価され、昨秋には、農林水産省主催の「食と農林漁業大学生アワード」で最高賞(農林水産大臣賞)を受賞した。
現在は約130人のメンバーが週末などを利用して、熊本市や南阿蘇村などの農家を訪れている。産山村での活動は毎年夏季休暇を利用して実施しており、今回は村内に宿泊しながら5軒の農家と酪農組合で援農活動に取り組んだ。
農家では、ホウレンソウの選別やイチゴの定植準備、花の剪定などに取り組み、酪農組合では搾乳施設の壁や柵、機械を清掃した=写真。
メンバーの甲斐耕太郎さん(農学部3年)は、「農家の皆さんから、経験に裏打ちされた豊富な知識を教わることができました。将来は農業に携わりたいと思っているので、精いっぱい吸収して、今後に生かしたい」と話していた。