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社会に貢献できる若者を育てる

2020/5/1

熊本地震から4年――
農学部主催「熊本地震追悼式」


熊本校舎で4月16日に、農学部主催「熊本地震追悼式」が行われた。2016年4月14日と16日に最大震度7を記録した平成28年熊本地震では、県内に住む学生、教職員が多大な被害を受け、農学部生3人の尊い命が奪われた。式は、亡くなった方々をあらためて追悼することを目的に毎年この時期に阿蘇実習フィールドで開かれてきた。今年度からはより多くの学生、教職員が参加できるよう熊本校舎での開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため規模を縮小。荒木朋洋九州キャンパス長(学長補佐)、岡本智伸農学部長、堀孝義九州事務部長代行、長野克也教学部次長(九州キャンパス担当・農学部教授)のみが参列した。

学内放送を通して参列者と校舎内の教職員で黙祷をささげた後、荒木キャンパス長が追悼の言葉を述べ、「熱い農学部の魂を絶やすことなく、新しい学部をつくり上げていくことをあらためて約束します」と話し、岡本学部長は、「今、新型コロナウイルスの災禍という自然の大きなうねりの中に放り込まれています。遠くない未来に“あのときがあったからこそ、今の私たちがいる”と言えるような、社会の成長に貢献できる若者を育てる」と決意を語った。

さらに、堀部長代行が、九州キャンパス学生会の渕上美都さん(農学部2年)が寄せた「今私たちにできることは、志半ばで亡くなった先輩方の思いを胸に前進していくこと。上を向いて歩いていきます」との言葉を代読。その後、荒木キャンパス長ら出席者が献花した。

 
(写真)追悼の言葉を述べる荒木キャンパス長