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「ありがとうプロジェクト」を展開

2021/1/1

【九州キャンパス】
熊本県南豪雨への支援も訴える

東海大学九州キャンパスが熊本県企画振興部地域振興課と連携し、昨年11月に震災復興企画「ありがとうプロジェクト」を展開した。2016年に発生した熊本地震で甚大な被害を受けた阿蘇実習フィールド(旧・阿蘇校舎)の復興を広くPRするとともに、支援への感謝を伝えることが目的。さらに、7月に発生した熊本県南豪雨における被災地の支援につなげることも目指した。
 
プロジェクトには、教職員とともに欅祭(建学祭)実行委員会農産部会の学生有志が参加。まず、環境省や熊本県と東海大が結ぶ協定に基づいて活動している「南阿蘇村黒川地区創造的復興プロジェクト」の一環として、11月12日に阿蘇実習フィールドで農産物の収穫と地元住民への譲渡の会を開いた。13日には熊本県庁で、募金活動も展開。学生らが「県南豪雨へのご支援をお願いします」と声を出して募金を呼びかけ、協力者には農産物が配布された。
 

また、この日の活動がきっかけとなり、29日にはサッカー・ロアッソ熊本のホームであるえがお健康スタジアムで開かれた地域物産展にも参加。事前に収穫した野菜を販売すると、1時間半ほどで完売する盛況ぶりを見せた。売り上げはすべてロアッソ熊本を運営する株式会社アスリートクラブ熊本を通じて、県南豪雨の被災地に送られた。
 
農産部会代表の杉村希さん(農学部3年)は、「私も豪雨災害のあった県南部の出身。故郷のために貢献したかった。新型コロナウイルス感染症の拡大で欅祭が中止となる中、私たちの野菜を活用してもらえる機会ができてうれしい」と話した。
 
(写真上)ロアッソ熊本と協力し、ブースを出展。学生たちの呼びかけに多数の市民が協力した
(写真下)南阿蘇村の地域住民とも交流