TOP > 活動情報
東海大学学園の皆さんへ ボランティア活動情報をお寄せください 東海大学新聞では、東海大学学園の皆さんによる熊本地震復興支援活動情報を募集しています。ぜひ、メールフォームからご連絡ください!

地震の記憶と教訓を語り継ぐ

2021/11/1

震災遺構ミュージアムに「ロビン像」設置

熊本地震で甚大な被害を受け、熊本県の「震災遺構ミュージアム」として整備された旧阿蘇校舎(現・阿蘇実習フィールド)に、人気漫画「ONE PIECE」のキャラクター「ロビン」の銅像が設置された。東海大学第二高校(現・付属熊本星翔高校)卒業生の作者・尾田栄一郎さんの協力で県が進めている、主人公「ルフィ」ら「麦わらの一味」の像を設置するプロジェクトの一環。考古学者のロビンは南阿蘇村の復興が花開くよう、歴史の語り部として研究を重ね、記憶と教訓を語り継ぐ手助けをする。
 
10月9日には新型コロナウイルス感染症対策として関係者のみで除幕式が行われ、蒲島郁夫知事や南阿蘇村の吉良清一村長、週刊少年ジャンプの中野博之編集長らとともに、山田清志学長、荒木朋洋九州キャンパス長が来賓として出席。蒲島知事が像設置の経緯を紹介し、南阿蘇中学校吹奏楽部によるワンピースの主題歌の演奏に続いてお披露目された。
 

山田学長は、「農学部生たちが学ぶ阿蘇の地に、頭脳明晰なキャラクターであるロビン像が設置されてうれしく思います。本学としても熊本県のさらなる復興に向けて尽力していく思いを新たにしました」と語った。
 
像の周りのフラワーアレンジメントはフラワーデザイン部と農学部、農学教育実習センターの教職員が担当。熊本県産杉を使って手作りしたプランターには農学実習や課外活動で栽培・管理してきた花が植えられた。
 
同部部長の瀧本愛さん(農学部3年)は、「コロナ禍で昨年から部として活動できていなかったのですが、今春新入部員が加わり、今回がこのメンバーで活動する初めての機会でした。震災復興の象徴である銅像の周りにアレンジメントを飾る貴重な機会をいただき光栄です」と笑顔を見せた。
 
(写真)山田学長(後列右から4人目)、荒木九州キャンパス長( 同3人目)と農学部生らは、熊本の県花で、ロビンのイメージカラーである紫色のリンドウを手に記念撮影