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旧阿蘇キャンパスに震災ミュージアム

2023/8/1

熊本地震の「KIOKU」を伝える

旧1号館横のグラウンド跡地に建設された

2016年の熊本地震で甚大な被害を受けた旧阿蘇キャンパスの敷地に7月15日、熊本県の「熊本地震震災ミュージアムKIOKU」がオープンした。14日には完成式典が開かれ、木之内均熊本キャンパス長をはじめ教職員、学生が出席した。

 

熊本地震の経験や教訓を後世に伝承することなどを目的に、20年8月に震災遺構として整備された旧1号館の建物と断層に隣接するグラウンド跡地に建設されたもの。館内には、土砂崩れで押しつぶされた乗用車や道路標識、体育館に設置されて地震発生時刻で止まった時計などが展示されている。

 

館内には土砂で押しつぶされた乗用車などが

展示されている

式典では、熊本県の蒲島郁夫知事や木之内キャンパス長らによるテープカットに続いて内覧会も実施された。学生代表として出席した九州学生会副会長の村上智洋さん(農学部4年)とユニークプロジェクト・阿蘇MIRAI広場リーダーの西原寛人さん(同2年)は、「あらためて防災意識の高まる展示内容でした。この施設をきっかけに、阿蘇に関心を持つ人が増えてくれれば」と話していた。