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11月21日学校法人東海大学
今日は何の日~あの日のTOKAI
2013年11月21日「古代エジプトパピルス文書ワークショップ」を開催
東海大学が収蔵するパピルス文書を3年計画で修復保存し、さらに解読、出版とつなげる国際プロジェクトの活動第1弾として、「古代エジプトパピルス文書ワークショップ」がこの日から始まった。日本を代表するエジプト考古学者だった故鈴木八司東海大学名誉教授の遺族から東海大に寄贈されたコレクションの中から見つかった400片にのぼるパピルス文書は、国際的にも重要視されており、専門家から早急な保存処理が求められていた。文学部の教員を中心に工学部や情報技術センターと連携して結成したプロジェクトでは、学生を修復師として養成しようとドイツ・ベルリン博物館から著名な修復師であるミリア・クルシュ氏を招き、修復保存技術の習得を目指した。研究はその後も文学部や工学部の教員らが多角的に展開。文理融合を実現するプロジェクトとして継続している。
1986年11月21日熊本県益城町に東海大学宇宙情報センターがオープン
地球観測衛星や気象衛星、通信衛星などから送られてくる情報の受信装置を備えた「東海大学宇宙情報センター」が、熊本県益城町の熊本空港隣接地にオープンした。東海大学総合研究機構が中心となって1985年度から5カ年計画で進められていた「高度複合情報ネットワークシステム」の一環。大学の機関としては世界でも例を見ず、日本国内における同種の施設としては宇宙開発事業団(現・宇宙航空研究開発機構 JAXA)の「地球観測センター」についで2番目の規模をもつものとなった。1986年11月21日に開かれた開所式には細川護熙熊本県知事(当時)をはじめとした地元関係者や世界各国の研究者、学園関係者も含め約1000人が出席。同センターで受信された情報は東京の「情報技術センター」で解析され、環境保全や資源開発に欠かせない地球規模での気象、地形、植生、資源など各分野の研究において貴重な資料として活用されている。