News:総合
2020年12月1日号
新たな地域活性化モデルをつくる
【Kanagawa Wellness Corridorを設立】
神奈川県内の3市3町と連携


東海大学がこのほど、神奈川県内の3市3町(平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町、中井町)や企業、団体と連携して一般社団法人「Kanagawa Wellness Corridor」(KWC)を設立。11月5日に湘南校舎で臨時総会ならびに臨時理事会、第1回総会、情報交換会が開催された。KWCは東海大が中心となって都市と里山の間を回廊(Corridor)で結び、デジタル技術を活用して広域エリアマネジメントを取り入れるとともに、新たな産業の創生・育成を目指す。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、多くの企業がリモートワークを取り入れるなど、人々の日常は新しい生活様式へと変化しており、東海大では今年4月から「ポストコロナ時代」を想定して、「ウエルネス」を構想コンセプトに、大学を中心とした神奈川県西部の再生とイノベーションによる広域開発構想について検討を重ねてきた。

臨時総会には正会員7団体が参加。設立時代表理事を務める山田清志学長のあいさつに続いて定款ならびに会則が承認され、6人の理事が選出・承認された。

続いて行われた臨時理事会では山田学長が会長に、神奈川県住宅供給公社の理事長として活躍してきた猪股篤雄氏(神奈川県顧問、東海大客員教授)と東海大の内田晴久副学長(企画調整担当)の設立時理事2人が副会長に就任した。

目標の実現に向け ノウハウを生かす
その後、第1回総会が開かれ、会長と副会長の選出などが報告されたほか、監事に片山恵一名誉教授(松前国際友好財団常務理事)、事務局長に地域連携課の池田隆之課長の就任が承認された。

最後に7団体の正会員らがそれぞれあいさつし、「このプロジェクトを通してさまざまな知識を得て、経験を積みたい」「参加することが目的ではなく、ここに集まった人たちのそれぞれのノウハウを生かしてKWCが掲げる目標の実現に向けて尽力していきたい」といった声が聞かれた。

KWCでは小田急小田原線とJR東海道線という神奈川県南北の交通網をつなぐインフラの整備や、健康寿命を延伸して生涯自立をかなえるシニア世代の全寮制コミュニティ研修スクール「ガンメル ホイスコーレ」の設立を予定。また、2022年度に開設が予定されている児童教育学部と連携した「東海大学こども園構想」(仮)、各地にある大規模ホールを活用した「KWC文化芸術構想」(仮)なども計画されている。

総会後の情報交換会には、会員らのほか教職員や3市3町の職員らが出席。山田学長が、「大学を中心に地域を活性化する取り組みは、至るところで行われていますが、なかなか成果が出ていないのが現状です。KWCでは、ここにいる皆さまのお力を借りて新たな地域活性化のモデルをつくっていきたい」と今後の展望を語った。

 
(写真上)第1回総会も行われ、今後への期待の声が多く聞かれた
(写真下)KWCの会長に就任した山田学長(右)