特集:東海大生200人に聞きました
2020年12月1日号
Q.おすすめの一冊を教えて!
おうち時間を充実させよう

小説、ノンフィクション、自己啓発、ビジネス―多様なジャンルの本が出版されているが、学生は日ごろどんな作品を読んでいるのだろう?今回は東海大生100人に「おすすめの一冊」をアンケート。また、紙の書籍と電子書籍のどちらを利用しているのかを聞いたところ、紙派が圧倒的に多い現状も見えてきた。紙面を参考に本を選び、コロナ禍の“おうち時間”を充実させよう! (構成・編集部)

『心を壊さない生き方 超ストレス社会を生き抜くメンタルの教科書』(Testosterone、岡琢哉著/文響社)
この本のおかげで、精神的に楽になる方法を学べました。最近はオンライン授業ばかりで精神的に安定しない人が増えていると思うので、そういった人に読んでみてほしい(生物学部3年・男子)

『絶望の国の幸福な若者たち』(古市憲寿著/講談社)
日本にいる若者たちは今の国で幸せだと感じているかもしれないが、それは若者自身が感じているだけであって、日本は決して幸せな国ではない。そもそも、若者とはどう定義されて、ひとまとめにされているのか。事細かに書かれているため、本を読んで気づくことがたくさんあった(健康学部3年・女子)

『大人の友情』(河合隼雄著/朝日文庫)
コロナ禍で友達と直接話す機会がなくなり、SNSを見て寂しくなったり、いつも以上に考え込んでしまったりと一人でモヤモヤしているとき、この本に出会いました。友達って何だろう、この嫉しっと妬や不安は何だろうと迷ったときのヒントにしたい、そんな一冊です(海洋学部3年・女子)

『終電の神様』(阿川大樹著/実業之日本社文庫)
第9回エキナカ書店大賞受賞作。終電に乗った人々をモチーフにしたヒューマンミステリーで、一冊に複数の物語が書かれています。短時間でも簡単に読めるうえに、次の話はどんな内容か気になってどんどん読み進めてしまう(観光学部2年・男子)

『ノーと私』(デルフィーヌ・ドゥ・ヴィガン著、加藤かおり訳/NHK出版)
フランス・パリに住む「私」とホームレスの「ノー」との交流を通して、社会の暗部をえぐり出した作品(政治経済学部4年・女子)

『ツナグ』(辻村深月著/新潮文庫)
死んだその人ともう一度会えないだろうか、もう一度だけ話せないだろうかと考えたことはないですか? 私自身がまさにそうでした。そんなとき、死んだ人と生きている人がそれぞれ一度だけ会うことができる、この本に出会いました。明日があるということは決して当たり前のことではない。そのことをいま一度しっかりと心に留め、大切な家族や友達に日ごろから感謝の気持ちを伝えていきたい(医学部6年・女子)

学生たちの声から

▼『君を愛したひとりの僕へ』『僕が愛したすべての君へ』(乙野四方字著/ハヤカワ文庫)
対になった2冊で並行世界の話が描かれている。伏線がもう片方の本で拾われるなど、どちらを先に読むかで印象がガラッと変わるので、ぜひ2冊購入し順番を変えて2回ずつ読んでもらいたい(情報通信学部1年・男子)
▼『僕の人生には事件が起きない』(岩井勇気著/新潮社)
TBSラジオ「ハライチのターン!」を毎週聞いていることもあり購入。何事もない日常が、視点を変えて捉えられていて面白い(文化社会学部1年・男子)
▼『コンピュータ&テクノロジー解体新書/ビジュアル版』(ロン・ホワイト著、トップスタジオ訳/SB Creative)
普段なにげなく使っている技術の原理や歴史が、図を用いて非常にわかりやすく書かれていて発見が多くある(工学部3年・男子)
▼『野村ノート』(野村克也著/小学館)
高校まで野球部員だったので勉強になった。野球をやっていない人でも参考になることが多いはず!(体育学部3年・男子)

▼『地方創生大全』(木下斉著/東洋経済新報社)
失敗例と成功例を交えながら地方創生のあり方について学ぶことができ、観光を学ぶ学生として、読んでよかったと思えた一冊(観光学部3年・男子)
▼『潜水士の道〜五人の師匠から海の未来へ〜』(鉄芳松著/マガジンランド)
就職活動中の私に、物事にチャレンジする姿勢を思い出させてくれた(海洋学部3年・男子)
▼『YOU!』(五十嵐貴久著/双葉社)
中学2年生のときに友人に借りた。ダンスに夢中になる主人公たちの姿があまりにも魅力的で、ダンス部のある高校に進学を決めた(文学部4年・女子)
▼『僕の隣で勝手に幸せになってください』(蒼井ブルー著/KADOKAWA)
古本屋で題名に惹かれて購入した一冊。思わず笑ってしまう言葉や共感できる心情が多く、読んでいて自然と笑顔になれる(国際文化学部2年・女子)

 
【学生アンケート調査】●調査期間:2020年9月29日〜11月20日●調査対象者:東海大学在学生(湘南校舎:55人、代々木校舎:7人、高輪校舎:7人、清水校舎12人、伊勢原校舎:8人、熊本校舎:5人、札幌校舎:6人)●調査方法:東海大学新聞WEB版のアンケートフォームから回答を得る