Column:Interview
2021年2月1日号
高輪台初のJリーガー
【Close up HERO】
松本山雅FCに入団
付属高輪台高校サッカー部 横山歩夢選手(3年)

付属高輪台高校サッカー部のFW横山歩夢選手(3年)がサッカー・J2リーグの松本山雅FCに加入する。同部からは初のJリーガー誕生だ。

「プロ選手になるのは、サッカーを始めた小学校1年からの夢だった。勝負はこれからですが、進路が決まってほっとしています」

50メートル5秒台で走る俊足で、スピードに乗ったドリブルが持ち味。高校1年の夏まではチームでも目立つ存在ではなかったというが、「トレーナーが考案してくれた週1回の練習メニューに取り組んだことで、敏捷性が鍛えられ、スピードが身についた」という。

1年秋からAチーム入りを果たし、2年時には東京都選抜の一員として国民体育大会で8強入り。「レベルの高い選手たちと一緒にプレーできて刺激になったし、自信を持てた」と大きく飛躍した。その年の全国高校選手権東京都予選では、チームを初の決勝進出に導いた。

昨年はコロナ禍で多くの大会が中止となり、練習も制限されたが、「走り込みやドリブル練習で自分を磨けた」と話すように、常にポジティブでいられるメンタリティーも強みにしてきた。

高校3年間で「選手権に出られなかったことが悔しい」と振り返る一方、「ここまで成長できたのは、川島純一監督(高輪台高教諭)をはじめ、たくさんの方々のおかげ」と、支えてくれた人たちへの感謝を惜しまない。

松本山雅では「自分の武器を最大限に生かして、ゴールやパスなど結果につながるプレーで貢献できれば。1年目からスタメン入りを目指して、チームをJ1リーグに昇格させたい」と意気込む。目標を一つずつクリアしていった先に、「3年後のパリ五輪出場」という壮大な夢につなげる考えだ。

快速アタッカーの横山選手が、Jリーグでも屈指といわれる松本山雅の熱狂的サポーターを沸かせる日が、間もなくやってくる。(取材=小野哲史)

 
(写真)入団会見に臨んだ横山選手。新天地での活躍を誓った(写真提供=松本山雅FC)