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2021年3月1日号
【札幌】“音楽への思い”を込めて
吹奏楽部が20回目の定期演奏会

札幌校舎で活動する吹奏楽部の20回目の節目となる定期演奏会が2月11日に、札幌市・カナモトホール(札幌市民ホール)で開催された。新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、春先から活動を自粛するなど制限の多かった今年度。唯一の発表の場となったステージに向け、部員たちは一丸となって練習に励んできた。

同部では昨年度末から新型コロナウイルス感染症拡大を受けて活動を自粛。例年12 月に開催してきた定期演奏会も2月へと延期を決めていた。

部長の大澤千秋さん(生物学部3年)は、「私たちはイベント出演などを通じて市民の皆さんとの交流も深めてきました。ただ、そのような機会もすべて中止になり、全体での練習もままならず、苦しい時期も長かった」と振り返る。

各自で練習を継続しつつ、学内での練習が再開されたのは7月末。メンバーたちは感染対策を徹底し、今年度唯一の発表の場となった演奏会に向けて練習を積んできた。

当日は、出演者、来場者ともに手指の消毒やソーシャルディスタンスを保つなど感染対策を徹底。保護者や学生、教職員、一般市民ら約150人の聴衆に向かって、『行進曲「勇気のトビラ」』(高橋宏樹作曲)や『「GR」より シンフォニック・セレクション』(天野正道作曲)などを披露。第2部では、新型コロナ禍を受けて作編曲家の三澤慶氏ら多数の作曲家がリレー方式で完成させた『つながる〜感謝とエール〜』を演奏し、「国内はもとより世界中が安心して普段の生活を送ることができる日が来ることを切に願う」(平井直輝顧問・東海大職員)との思いを込めた演奏を見せた。
 
最後は鳴りやまない拍手を受けてアンコールにも応え、ゲストのラテン・パーカッション奏者の瀧村正樹さんや卒業生も交えた熱演で客席を魅了。充実した表情の学生たちからは、「多くのお客さまが来場してくださって、本当にうれしく、楽しんで演奏できました」といった声が聞かれた。大澤さんは、「今回で4年生が引退し、メンバーが少なくなってしまいますが、新入部員ももちろん募集中。来年度に向けてさらに活発な活動を目指します」と話す。

平井顧問は、「コロナ禍にあって、学生たちの“音楽が好き”“楽器を演奏したい”という純粋な姿勢に心打たれました。たとえ無観客でもステージに立たせたいと取り組み、多くの方たちのご協力があって演奏会を開くことができました。今後も歩みを止めず“音楽のチカラ”で光を差し込めるよう努力していきたい」と語っている。

 
(写真)平井顧問のタクトでメンバーたちが一体となった演奏を披露した