News:スポーツ
2021年3月1日号
「タテジマのプライドを持って戦う」
【硬式野球部】
活動再開で新たな歴史を築く

硬式野球部が2月1日、湘南校舎と平塚市土屋のグラウンドで活動を再開した。部員の大麻使用問題で無期限活動停止となっていたが、昨年12月で警察の捜査が終了し、2月1日付で新しく教学部長の内山秀一教授(体育学部)が部長に、卒業生の井尻陽久氏が監督に就任。4月の首都大学春季リーグ戦開幕に向けて練習に励んでいる。

2月1日午前9時、湘南校舎7号館の大教室に集まった部員を前に、内山部長は、「3カ月半、大好きな野球から距離を置いて、たくさんのことを感じ、考えたと思います。今日から新たな戦いが始まります。それぞれが人生を切り拓く戦いです。勝つことは大事ですが、それ以上にいいチームにしましょう。ともに戦い、しっかりサポートしていきます」と語りかけた。

井尻監督は、「力のある選手からレギュラーになる」としたうえで、「控えとの差別は決してしない。プレーで貢献できなくてもチームのためにできることはたくさんある。目標は大学日本一だけれど、目的は一人ひとりが社会に出ていい人生を送ること」と話す。「本や新聞を読んで知識を蓄え、いい友達と付き合うことが大切。君たちが友達を選ぶように、相手も君たちを見て選ぶ。誠実でうそをつかない、いい奴に選ばれる自分になってほしい」と熱弁した。

午後からはグラウンドでの練習も再開し、ランニングやキャッチボール、打撃練習などで汗を流した。門馬大主将(体育学部3年)は、「他大学が新チームをスタートさせている中、自分たちはいつ再開できるのかと不安と焦りが募りましたが、立ち止まっているわけにはいかないと、ミーティングや寮の掃除などできることから取り組んできました」と振り返る。

練習の前後にも手の空いている選手が通路を掃き、寮の周りの雑草や木を伐採するなど環境整備にも率先して取り組んでいる。「チームとして今回の不祥事をきちんと受け止め、反省し、変わるきっかけにしたい。先輩方が築いてきた伝統に新しい伝統を積み上げられるように頑張っていく」と前を向く。井尻監督は、「身だしなみや掃除など、一つひとつのことができるようにならなければ日本一にはなれない。何をしても勝てばいいわけではない。タテジマのプライドを持って戦いたい」と意気込んだ。

 
(写真上)内山部長(右)の話を真剣な表情で聞く部員たち
(写真下)外角の打ち方や練習方法を指導する井尻監督(左端)