Column:Interview
2021年4月1日号
【卒業生訪問!】反骨心と向上心を胸に走り続ける
ひらまつ病院田中飛鳥選手(政治経済学部2011年度卒)

「一度挫折を経験したからこそ、今も走り続けることができています」

東海大学在学時は陸上競技部駅伝チームの主力選手として活躍した田中飛鳥選手。1年時から全日本大学駅伝対校選手権大会に出場し、2年時の東京箱根間往復大学駅伝競走では9区で区間5位に入るなど好走を続けた。

卒業後は、実業団の強豪・富士通に進んだ。しかし、「日本を代表するランナーばかりで、まともに練習についていけなかった。チームでの練習のために、トレーニングをするような毎日でした」と振り返る。その後、西鉄に移籍するも故障が重なり、「納得いく走りはできなかった」。

環境を変えて再スタートを切るべく、2017年からは実業団チームを離れ、市民ランナーとして練習を始めた。スポーツショップで働きながら、競技場や公園で一人走り込みを続け、「疲労度を見極めて練習メニューを組み立てることで、故障せずに日々成長することができた」と田中選手。17年12月の防府読売マラソンでは2時間12分17秒をマークし、自己ベストを8分以上更新。18年2月の東京マラソンでは2時間10分13秒とさらにタイムを伸ばした。「実業団で結果を残せなかったことへの反骨心は大きな原動力です」

18年10月から佐賀県のひらまつ病院に籍を置き、練習は市民ランナー時代と同様に個人で続けている。 

今年2月28日のびわ湖毎日マラソンでは2時間12分5秒をマーク=写真。11月で32歳を迎えるが、「まだまだ成長できると思っています。来年開催される世界選手権や24年のパリ五輪の日本代表は大きな目標。いつまで走れるのかは自分でもわからない。だからこそ、常に向上心を忘れずに挑戦を続けていきます」