News:学生
2021年5月1日号
活動10年史を制作・発行
【3.11生活復興支援プロジェクト】
東北との歩みを振り返り未来へつなぐ

チャレンジプロジェクト「3.11生活復興支援プロジェクト」が3月22日に、活動10年史『被災地と共に、歩み続ける』を発行した。東日本大震災発生直後の2011年3月31日に発足した同プロジェクトは、岩手県大船渡市三陸町越喜来泊地区での応急公民館「どんぐりハウス」建設から活動をスタート。同地区や宮城県石巻市北上町十三浜相川・小指地区などで復興支援活動を継続してきた。また、震災の風化防止を訴えるなど、「持続可能な開発のための復興支援」をコンセプトに活動を継続している。
 
10年史は、プロジェクト活動の10年間の軌跡や復興の歩みを記録として残そうと企画されたもの。復興支援活動の詳細をはじめ、今後起こり得る災害に対する復興支援のモデルケースとなる内容を掲載。また、プロジェクトの理念や10年間の活動年表、歴代プロジェクトリーダーによる座談会なども収録された。冊子は300部が関係者や団体などに配布されるほか、プロジェクトのホームページでも内容の一部が公開される。

制作リーダーを務めた越光蓮さん(工学部4年)は、「19年5月から企画を立て、震災発生から10年の節目となる今年3月の発行を目標に取り組んできました。ただ、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で対面での活動ができず、リモートで連絡をとって作業を進めることになり、非常に苦労しました」と振り返る。「『イベント開催』や『建物』など各項目についてだけ知りたい場合でも使いやすいよう構成しています。実用的な仕上がりになっているので、読者の皆さんにさまざまな場面で参考にしてもらえれば」と話している。

プロジェクトリーダーの今井響さん(理学部3年)は、「昨年度はプロジェクト全体としても東北での活動は行えませんでしたが、新型コロナ禍の収束を見据えながら、課題を把握して新たな企画の提案などにつなげていきたい」と語っていた。

 
(写真)制作リーダーの越光さん(右)と今井さん