Column:Interview
2021年7月1日号
【湘南】「おいしいコーヒーを召し上がれ」
清川村でカフェを経営

神奈川県清川村で毎週土曜と日曜に「CAFEおはな」を開く中野陸斗さん(政治経済学部1年)。各地のカフェを巡って独学でドリップ技術などを習得し、自身でコーヒー豆を仕入れて毎回2種類のコーヒーを提供している。

特例認定NPO法人「結の樹よってけし」が築180年の古民家をリノベーションして運営する「古民家カフェよってけさん」の一角を借りて経営する。同理事長の岩澤克美さんとは、小学校6年生のときに村への意見や要望を提案する「清川子ども議会」で出会った。高校2年生だった2019年11月に偶然再会し、直後にオープンした「よってけさん」の広報活動を手伝うようになった。20年4月にCAFEおはなを開業。この春、経営学科に進学し、永島暢太郎准教授のゼミで食品業界の企業の現状を調査するなど学びを深めている。

「中学校の職場体験で大手コーヒーチェーンを訪れたときにテイスティングをさせてもらい、ただ苦いと思っていたコーヒーが豆の種類によってフルーティーになったり、香ばしくなったりすると知って魅力を感じたのがカフェを持ちたいと思ったきっかけでした」

生まれ育った清川村は自然が豊かでアットホームな雰囲気が魅力だが、働く場所が少なく、若い人は就職とともに村外に出てしまい、観光客も村の中心地は通過してしまう。だからこそ、「将来自分でお店を出して、外からお客さんを呼び込み、雇用の場をつくるとともに定住者を増やすような活動をしていきたい」。店名の「おはな」はハワイ語で「家族」を意味する。「ここで出会った人が家族のように過ごせればという思いを込めました。大好きなこの村の魅力を発信して、多くの人に訪れてほしい」

 
(写真)清川村で作られる「美津峯焼」のカップでこだわりのコーヒーを提供する中野さん。岩澤さんは、「中野くんの存在はとても頼もしく、NPO法人でも理事として参加してもらうことで一緒に育っていきたい」と期待を寄せる。詳しい営業日時はCAFEおはなのFacebookを参照のこと