News:教育
2021年8月1日号
児童教育学のあり方を考える
【第1回教育セミナー2021】ICTの活用例から

東海大学が7月14日にオンラインで、第1回教育セミナー2021「これからの保育・教育を考える」を開催した。

東海大は建学80周年にあたる22年度に「日本まるごと学び改革実行プロジェクト」と題した改組改編を行い、現行の19学部75学科・専攻・課程の教育・研究体制から23学部62学科・専攻に移行する計画を進めている。セミナーは、開設が予定されている児童教育学部(設置認可申請中)の理念や教育・研究活動を周知するとともに、企業や行政、大学など研究機関の識者らと児童教育学のあり方を考える機会として全4回を予定している。

初めに内田晴久副学長(企画調整担当)が開催趣旨などを説明し、「人格形成に大きな影響を与えるとされる幼児期の教育について、実際に保育の現場で活躍する方々と意見を交わしたい」とコメント。児童教育学部(仮称)設置準備室の山本康治教授(スチューデントアチーブメントセンター)は、コロナ禍など多様な社会変革が保育の現場に与える影響を解説した。

続いて畿央大学教育学部准教授の中村恵氏が、「子どもの世界を広げる『ICT環境』」と題して講演した。中村氏は、現在のコロナ禍におけるICTの可能性と課題を踏まえたうえで、具体的な活用事例を交えて紹介。また、文部科学省が策定した「幼児教育スタートプラン(仮称)」に沿ったこれからの幼児教育におけるICTの位置づけについて、フィンランドの幼児教育と比較しながら解説した。

最後に山田清志学長が閉会の辞を述べ、「本学には情報通信学部や文化社会学部北欧学科があるので、研究者の知を結集することで新たな教育の形を見いだせるはず。学部間連携を通じて、児童教育学部は東海大の独自性を持った学部としていきたい」と語った。

 
(写真)講演後には、山本教授(左)や中村氏(右)らが児童教育学について討論