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2021年8月1日号
【総合農学研究所】互いの強みを生かして連携
熊大大学院の研究機関と協定

熊本大学大学院にある2つの研究センターと東海大学総合農学研究所が7月12日に、連携協力に関する協定を締結した。 農学分野の研究に関して相互に連携、協力して実施することで、その成果をそれぞれの研究や教育に生かすとともに、国際的な学術交流の活性化に寄与することが目的。

熊大で行われた締結式には、同大学大学院先端科学研究部附属生物環境農学国際研究センター長の澤進一郎氏、同大学院生命科学研究部附属グローバル天然物科学研究センター長の三隅将吾氏らが出席。東海大からは、大学院農学研究科の小野政輝研究科長と総合農学研究所の今川和彦所長が調印に臨んだ。

席上、熊大大学院先端科学研究部長の谷時雄氏は「幅広く農学的技術を活用し、連携したい」と期待を寄せ、すでに3者に地域企業も加わって国立研究開発法人科学技術振興機構の「共創の場形成支援プログラム」に申請書を提出しており「農学・薬学分野の研究を発展させ、地域社会、農業県・熊本に貢献したい」と語った。同大学院生命科学研究部長の山縣和也氏は、「薬用植物栽培に関連する農学的技術の応用・発展や、産学連携、地方創生型の新たな薬用植物地域エコシステム体制の構築が強化されると期待している」と話した。

今川所長は、「熊本県における農学研究の核となることで、地域貢献の責務を果たす」と力強く語り、小野研究科長は、「農産物や畜産物の生産に関するノウハウに加え、成分の機能性分析で農産物に付加価値をつけることができれば、農家の収入増にもつながる。本学の持つネットワークも活用していきたい」と展望を語った。

今後は、共同研究や研究者の派遣、学術資源の共有のほか、薬草の栽培に農学部ならびに大学院農学研究科、総農研の知識や技術、圃場を活用する計画となっている。

 
(写真)協定書を取り交わし、今後の連携に向けて展望を語った小野研究科長(後列右)と今川所長(前列右)ら