News:研究
2021年10月1日号
看護研究会が学術集会
「看護のちから」を考える

東海大学看護研究会第10回学術集会が、9月19日に開催された。学校法人東海大学の看護教育機関と医学部付属4病院、看護師キャリア支援センターの教員や看護職者が、看護の質向上などを目指して開いているもの。

今回は医学部看護学科が事務局を務め、「看護のちからとなるもの」をテーマに実施。新型コロナウイルス感染症対策のためオンラインで会員限定とし、約250人が参加した。

初めに、大会長を務めた医学部の城生弘美副学部長が、「この会が今後の看護のあり方を考える機会になるとともに、皆さんの原動力になることを願っています」とあいさつした。

続いて、会員6人が研究成果を発表。休憩を挟んで、認定NPO法人マギーズ東京・共同代表理事の秋山正子氏が、「看護のちからとなるもの〜つぶやき続ける勇気を〜」をテーマに基調講演した。

秋山氏は、訪問看護を始めた背景や、「暮らしの保健室」「看護小規模多機能型居宅介護」といった多彩な活動を紹介。がん患者らを支援する「マギーズ東京」の取り組みについても説明し、「住み慣れたまちで健やかに暮らし、安らかに逝くためには、予防から看取りまでを担う看護師の役割が重要」と述べた。

「看護の原動力をみつめて」と題したシンポジウムでは、医療技術短期大学の1期生で全国訪問ボランティアナースの会「キャンナス」代表を務める菅原由美氏、助産師で「ララアース」代表の小笠原絢子氏、がん看護専門看護師として医学部付属病院に勤務する大塚敦子氏、急性・重症患者看護専門看護師でNTT東日本関東病院副看護部長を務める木下佳子氏が、それぞれの経験や独自の活動を紹介し、看護の原動力について語った。

 
(写真)秋山氏はナイチンゲールの言葉を引用しながら在宅看護の意義を語った