News:教育
2020/11/01 沿線住民の健康寿命延伸をサポート
2020/10/01 新授業支援システム導入
2020/09/01 必修科目の遠隔授業を振り返る
2020年11月1日号
沿線住民の健康寿命延伸をサポート
健康学部が小田急電鉄と連携 

健康学部が小田急電鉄(株)と連携した「小田急寄付講座」が4月から始まった。湘南校舎5号館に設けられた「小田急寄付講座オフィス」を拠点に授業や調査・研究を行い、将来的には小田急線の主要駅等に、健康に関するイベントの開催や健康ランチの提供、健康度測定などができるスマートフォンアプリと連動した”場”の設置を構想している。

今学期は「フィールドワークB」の授業を履修する学生が住民の健康の助言・指導をリモートで行う方法等の考案に取り組んでいる。10月1日の第1回の授業では、石井直明教授が健康長寿を実現するためのポイントや健康教育(健育)の必要性について講義。悪性腫瘍、心疾患、脳血管疾患が日本人の死因の三大疾患で生活習慣病と呼ばれていることなどを解説し、「健康長寿を阻害するものは生活習慣の中にあります。正しい生活習慣により病気は防げますから、そのための助言・指導をするのが君たちの役割です」と語りかけた。

その後の授業では、外部講師を招いてコミュニケーション法なども学んでいる。学生たちはリモートで指導するために必要なアプリの開発などを構想しており、「体重や体温を測って入力するのは面倒なので、自動で連携するような仕組みをつくりたい」「毎日簡単に続けられる方法を考える」と意気込んでいる。

また、石井教授が担当する「環境と健康C」の授業では、将来、小田急沿線をはじめ地域で活躍できる人材の育成を目指して、社会環境や経済環境が人の体に及ぼす影響のほか、病気の種類や原因、心身に必要な栄養素などを講義。留学生も多く学んでいる。

石井教授は、「学生たちには基礎的な知識や技術はもちろん、コミュニケーションのとり方や人を診る目を養い、地域の健育に貢献できる力を身につけてほしい」と期待を語る。小田急寄付講座を担当する小田急電鉄経営戦略部の古住博氏は、「小田急が提供するデジタル・プラットフォーム『ONE(オ ーネ)』を土台に、石井先生がリードしてきた健康先進アカデミアたる東海大学の総合的な知見と、学生の若い感性を生かして沿線住民の健康増進、健康寿命延伸につながる取り組みをしていきたい」と話している。

 
(写真)フィールドワークBの第2回の授業では、生活習慣がどのような病気につながるのかを石井教授が解説