News:教育
2021/10/01 コロナ禍の児童教育を考える
2021/09/01 HTICと連携しオンラインで英語研修
2021/09/01 ヒマワリの種まきで豊かな土壌づくり
2021年10月1日号
コロナ禍の児童教育を考える
【第2回教育セミナー2021】
子どもの成長に必要な環境とは

東海大学が9月24日にオンラインで、第2回教育セミナー2021「これからの保育・教育を考える」を開催した。

東海大は建学80周年にあたる22年度に「日本まるごと学び改革実行プロジェクト」と題した改組改編を行い、現行の19学部75学科・専攻・課程の教育・研究体制から23学部62学科・専攻に移行する計画を進めている。セミナーは、新設される児童教育学部の理念や教育・研究活動を周知するとともに、企業や行政、大学などの識者らと児童教育学のあり方を考える機会として全4回の実施を予定している。

初めに山田清志学長が、「今後の児童教育に求められるものについて皆さまのご意見をいただき、実りあるセミナーにしていきたい」とあいさつ。児童教育学部設置準備室の山本康治教授が企画趣旨を説明し、「コロナ禍により生活様式が変化し、保育の現場では直接的な体験の機会が減っています。こうした環境下でどういった学びが必要となるのか、セミナーを通じて考えていければ」と語りかけた。

続いて、相模原市子ども・子育て会議会長の片山知子氏が「保育・教育における体験の役割〜持続可能な社会の担い手を育てるために〜」をテーマに講演した。

文部科学省が掲げる幼稚園教育要領の「持続可能な社会の創り手となることができるようにするための基礎を培うことが求められる」との記述に触れ、非接触が推奨されるコロナ禍でも直接的な体験による保育・教育の機会を設けていくよう提言。自然環境を生かした国内外の保育事例を紹介したほか、保育士や教員が意識すべきポイントを解説した。

片山氏は参加者に向け、「子どもは用意された環境ではなく、虫捕りや追いかけっこといった遊びの中から多くのものを得て成長します。持続可能な社会の担い手を育てるためには、今現在の保育における経験がとても重要となるため、コロナ禍の難しい状況でもそうした機会を創出してもらいたい」と呼びかけた。

児童教育学部の新設が決定 保育・教育を総合的に学ぶ
2022年4月の設置を予定している児童教育学部児童教育学科が、8月27日付けで文部科学省の設置認可を受けた。

児童教育学部は、今年3月に閉学した短期大学部児童教育学科で培われてきた知見や経験を引き継ぐ学部として新設が計画されていた。神奈川県西部地区では唯一、東海大の中でも初めての教育系学部となる。

乳幼児・児童期の保育・教育を総合的に学び、保育士資格、幼稚園教諭一種免許状、小学校教諭一種免許状の同時取得が可能となる予定。保育園・幼稚園から小学校までの教育を統括して理解できる教員・保育者の養成を目指す。

入試情報は、東海大学オフィシャルサイトを参照のこと。

 
(写真)基調講演では相模原市子ども・子育て会議会長の片山氏が、コロナ禍における子どもに必要な保育・教育について解説した