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2020年11月1日号
柔の道から角界入り 「一つでも上の番付に」
付属札幌高男子柔道部 北村悠真選手(3年)

来春から大相撲の八角部屋に入門する付属札幌高校男子柔道部の北村悠真選手。10月2日には、同校で日本相撲協会理事長でもある八角親方も同席した会見に臨んだ。詰めかけた記者に北村選手は「番付が一つでも上がるように頑張ります」と抱負を語った。

相撲との出会いは「あまりにも突然」だった。高校1年時の北海道高校柔道大会、試合中にスタンドで荷物番をしていた北村選手に、八角部屋の関係者が声をかけた。「相撲に向いた体格をしているが、やってみないか?」。身長185cm、体重160kgの恵まれた体格に惚れ込んでの言葉だったという。
 
当時は「あまり興味がなかった」と苦笑いする。柔道の稽古を続けながら、持ち味の足腰の強さをさらに鍛え、高校集大成となる今年度を迎えた。佐藤優作監督(札幌高教諭)は、「今年度は全国大会でも活躍が期待できるだけの力はつけていた」と語るが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で多くの大会が中止となってしまった。
 

自身の進路を考える時間も増え、「何度も声をかけてくれた角界への夢が日に日に大きくなっていった」。9月には東京都にある八角部屋を訪れ、稽古を見学。「厳しいとばかり思っていたが、親方や先輩力士の温かさに触れて、この部屋で力をつけたいと感じた」。両国国技館で開かれた9月場所の千秋楽も観戦し、自身の将来を夢見た。

2日の記者会見では八角親方が、「この素晴らしい体格を生かせるのは相撲しかない。ずっと育ててみたいと思っていた」と期待の大きさを語った。来年3月に初土俵を踏む予定の北村選手は、「今までお世話になった方々への感謝を込めて稽古に励みたい」と話している。

 
(写真)札幌高では足腰を鍛えるために練習にモンゴル相撲を取り入れている