スポーツ
2021/07/01【陸上日本選手権】
城山選手が東京五輪代表に
日本陸上競技選手権大会が6月24日から27日まで大阪府・ヤンマースタジアム長居で開かれ、湘南校舎と札幌校舎の陸上競技部の在学生や卒業生が多数出場した。
男子走り幅跳びでは、城山正太郎選手(国際文化学部卒・ゼンリン)が、7メートル90をマークし、3位に入賞した。大会前に東京五輪の参加標準記録となる8メートル22を突破しており、同大会で3位以内に入ったことから東京五輪の日本代表に内定した=10面に関連記事。札幌校舎の在学生・卒業生が、夏季五輪に出場するのは初めて。
城山選手は、在学中の2014年に世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得。卒業後も国内外の大会で活躍し、19年には「アスリートナイトゲームズイン福井」で、現在も破られていない日本記録8メートル40をマークした。自身初の五輪に向けて城山選手は、「本番までにさらにコンディションを整えて、決勝に進出したいと思います」と話している。
同大会では、デーデーブルーノ選手(体育学部4年)が男子100メートルと200メートルで2位に入った。25日に行われた100メートルの決勝後、「まさか2位になれるとは思ってもいなかった」と驚いた表情を浮かべたデーデー選手。レース後、友人や恩師から多くの連絡が入り、テレビや新聞でも大きく報道され、「ようやく実感がわいてきた」と笑顔を見せていた。
今大会の活躍で、東京五輪男子400メートルリレーの日本代表選出の可能性も浮上した。代表選手は、内定している選手と合わせて、7月2日以降に正式発表される予定になっている。
学生大会でも好成績続出結果を秋につなげる
5月20日から23日に相模原ギオンスタジアムなどで開かれた関東学生対校選手権大会では、男子走り高跳びで渡辺尚選手(体育学部4年)が初優勝した。今年度から湘南校舎の陸上競技部跳躍ブロックには06年に走り高跳びで2メートル33の日本記録を樹立した醍醐直幸コーチ(体育学部講師)が就任。渡辺選手は、「実績に基づいた指導はもちろん、練習メニューも細分化されてコンディションを整えやすくなった」と優勝の要因を話した。
6月4日から6日にレモンガススタジアム平塚などで行われた日本学生個人選手権では、男子100㍍でデーデー選手、男子5000メートルでは市村朋樹選手(体育学部4年)が優勝。市村選手は、「勝ちにこだわったレース運びができた。この結果を自信に秋以降の大会につなげたい」と語った。(写真提供=湘南、札幌両校舎陸上競技部)
森永製菓と連携強化 ユニホームに商品ロゴ
湘南校舎の陸上競技部駅伝チームがこのほど、森永製菓㈱とユニホームへのロゴ掲出契約を締結。6月17日には、森永製菓の関係者らが同校舎を訪れ、両角速駅伝監督(体育学部教授)や本間敬大駅伝主将(体育学部4年)らと懇談し、ロゴマークの入った新ユニホームを身に着けたプロモーション写真の撮影も行われた=写真。
駅伝チームは2018年ごろから森永製菓とサポート契約を結んでおり、練習やレースの前後に摂取するゼリー飲料「inゼリー」をはじめとした商品提供を受けてきた。今回の契約を機に、費用面や設備面などへのサポートも強化される。
両角監督は「お互いにメリットのある中で多様な展開につなげていきたい」と話している。
(写真上から)
▼7メートル90をマークし、3位に入った城山選手
▼100メートルで力走するデーデー選手(右)
▼関東インカレ男子走り高跳びで優勝した渡辺選手(左)と3位に入った坂井宏和選手(体育学部2年)
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