News:付属諸学校
2015年9月1日号
学園オリンピック夏期セミナー
162人が7部門に参加 仲間と過ごす学びの夏

学園の仲間と課題に取り組み、互いの才能を伸ばそう―—。学園オリンピックの夏季セミナーは、7月31日から8月5日まで群馬県の東海大学嬬恋高原研修センターで開催された。10回目を迎えたディベート部門や新しいプログラムに取り組んだ英語部門など、7部門に付属各校から中高生162人の生徒が参加した。

5泊6日の期間中は、どの部門でも楽しみながら学びを深められるように、学園の各教育機関の教員が練り上げたさまざまなプログラムが実施された。「初めは不安だったけれど、一つの課題に取り組む中でどんどんと友達が増えていった。『帰りたくない』と思うほど楽しかった」と知的財産部門の松沙英さん(付属望洋高校2年)。同部門では限られた材料でものづくりに挑戦。紙製の「F1カー」で走行距離を競ったり、生卵を5メートルの高さから落としても割れない保護材作りで発想力を養った。

英語部門は、これまでの英語劇上演からプログラムを変更。今年は国際的な視点を持つために、各国の文化やユーモアの違いを学んだ。さらに、同じリズムの単語や文章をつなげる「英語俳句」やジョークを作り、仲間たちの前で披露した。浅倉彩夏さん(付属高輪台高校2年)は、「将来留学したいので、英語だけでなく、多くの国の文化を学べてよかった。この期間は、私にとって“夢への懸け橋”になる」と笑顔を見せた。

充実した6日間「来年も嬬恋に来る」

国語部門では、センター周辺を散策し俳句を作る「嬬恋吟行」などを実施。中等部2年生から5回続けて参加しているという高田優祈音さん(付属相模高校3年)は、「学園オリンピックは、多くの先生方から毎回違うことを学べる。国語漬けの毎日を過ごせたので、文章を書くことに誇りを持てるようになった」と話した。

そのほかにも、理科部門では屋外に出てトンボの個体数を調査。久保田魁斗さん(付属静岡翔洋高校中等部1年)は、「先輩たちも優しく教えてくれて、理科がもっと好きになった」と話していた。5日目の夜には、部門ごとに成果を発表。充実した日々を過ごした生徒たちは「来年も嬬恋に帰ってきたい」と口々に話していた。

【ディベート】10回目の開催 “聞く力”を育む

今年で10回目の開催を迎えたディベート部門。中高生のコミュニケーション力の育成を目的に、東海大学が実施していた「ディベート東海」を前身に、2006年から学園オリンピックの一部門として行われている。ディベートは決められたテーマに対し、肯定側・否定側に分かれて議論を交わす。第1回から指導にあたってきた綾部功准教授(文学部)は、「相手の意見を理解し、すぐに反論しなければならない。生徒の“聞く力”を大きく成長させられる」と話す。4人一組で6チームに分かれた生徒たち。毎晩夜遅くまで資料を読み込むなど準備し、5日目に行われた大会に臨んだ。前田デュークさん(付属望星高校1年)は、「チームで戦うので、人間関係でも多くのことを学んだ。準備の大切さも知ることができたので、ディベート以外の場所でも生きる力が身についた」と話した。

(写真)今年のテーマは「日本は裁判員制度を廃止すべきである。是か非か」。入念に準備した資料をもとに、自分の考えを伝える。試合中は、相手の意見をしっかりとメモし、すぐに反論していく


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