特集:東海大生200人に聞きました
2010年7月1日号
自己分析で土台を固め狃活本番瓩鉾えよう
7月に入り、3年生の就職活動がいよいよ本格的にスタートする。しかし一言に“就活” と言っても、何から始めればいいのかと不安を抱えている学生も多いのでは? そこで今回は、厳しい就職戦線に挑んできた4年生200人に活動の流れや工夫、アドバイスを聞いた。

「就職活動を始めたのはいつごろですか?」との問いに、最も多かった答えは「3年生の秋ごろ」138人。それ以前から始めていた学生と合わせて約8割が、3年生の秋までに動き出している。

「キャリア支援センターの染谷宏次長は「80社から100社にウェブエントリーし、30社から40社程度に正式エントリーするのが一般的。一つひとつの準備には時間もかかるので、早めの対策を」と呼びかける。

就職活動前に知っておけばよかったと思うことは何ですか?」との問いには、「就職活動の流れ」と答えた学生が92人で最も多く、「社会情勢や経済動向、一般常識の知識」「業界や職種についての知識」「自分の適性」がほぼ同数で続いた。

時間のある夏休みは自分を知るチャンス

「では、何から始めればいいのか。4年生からは「スタートが遅かったので、エントリーシート(ES)に苦労した。夏休み前には自己分析を始めておけばよかった」(農学部・男子)、「自己分析や、自分のやりたいことがはっきりしていないと、ESでも面接でも相手に伝わらない」(体育学部・女子)という声も。

今までどんな経験をしてそこから何を学んだかを考え、友人や両親などに自分の性格について聞いた」(工学部・男子)、「自分ノートを作った」(文学部・女子)など、自己分析に力を入れている学生は多かった。自己分析をしても「アピールできる強みがない」(政治経済学部・男子)という声に対し、染谷次長は「面接官は長所や短所を通して、考え方や性格が会社に合っているかを見ている。猊靈ε〞を聞きたいわけではない」と語る。

大きな出来事は覚えていても、小さなことは忘れがちになるもの。だからこそ自分を振り返り、何をしたいのかを考える必要がある。秋になれば授業も再開し、筆記試験や面接の対策、ESの締め切りなどあっという間に時間は過ぎていく。時間のある夏休みに自分としっかり向き合い、土台を固めることが大切だ。

就職活動が進んでいくと、数十社受ける学生がいる一方で、「会社を絞り、企業研究をより深く行ったことで志望動機がはっきりした」(情報理工学部・男子)など、活動はそれぞれ違ってくる。「成功や失敗を体験しないと何事も進まない。分からないうちは、とにかくやってみるべき」(芸術工学部・女子)とのアドバイスも。

就職相談や模擬面接などの支援を行う、各校舎のキャリア支援課を訪れることが大切。余裕を持って早めに取り組んでみてはどうだろう。
(構成・編集部)

学生たちの声から

▶ 説明会では業種を特定せず、いろいろな業種を受けることで、知らなかった企業に気づくことができた(理学部・女子)
▶ 同じ業種の会社でも求める人材や理念が違うので、よく調べ、自分が入社してから何ができるのかという将来像が描ける会社を選ぶべき(体育学部・男子)
▶ ESや1次面接で落とされないように、自己PRや学生時代に頑張ったことなど、どの企業でも聞かれる項目に力を入れた。自分で書いたものをキャリア支援課の方々や先生方に添削してもらい、何度も書き直した(農学部・女子)
▶ 履歴書やESは、回数よりもいろいろな人に見てもらったほうがいい(開発工学部・男子)
▶ ESで自分をいくらよく見せても、面接などで「本当の自分」が出てしまうので、「飾らない自分」を表現するようにした(文学部・女子)
▶ 面接の前日はしっかり寝ておく。朝食をしっかり食べる(情報理工学部・男子)
▶ 面接本番で緊張してしまい、頭の中が真っ白になってしまうこともある。回答を丸暗記せず、キーワードだけ覚えて、自分の言葉で話すように心がけた(工学部・男子)
▶ 県外の試験などで移動費がかかるため、お金を貯めることに苦労した(総合経営学部・男子)
▶ 自分を認めてくれる職場を見つけるために、特に面接は妥協してはいけないと思う。面接は自分と相手の意見交換の場だと思い、自分の意見に自信を持って主張することが大切(法学部・男子)
▶ 思った以上に筆記試験で落ちたので、勉強が大切だと思った。あとは自然に身につくと思う(教養学部・女子)
▶ 最も忙しい3月ごろになると体力もなくなり、1日に数社落ちることもあった。気持ちを奮い立たせるために1日就活から離れたことで、体力も回復し、気持ちも楽になった(海洋学部・男子)
▶ 友人との情報交換は大切。ライバルだが仲間であり、誰よりも心強い相談相手(芸術工学部・女子)