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2016年4月1日号
各地で特別番組の上映会
日食映像に大きな歓声

東海大学の海洋調査研修船「望星丸」を使った「海外研修航海」が、3月9日にパラオ沖で観測した皆既日食をインターネットで中継した「皆既日食プロジェクト」の特別番組。一部の付属諸学校では、湘南校舎から配信された番組の上映会が開催された。

付属小学校(静岡市)の上映会には全児童が集まり、配信された映像を食い入るように見つめた。雲の合間から観測された欠け始めの太陽がスクリーンに映し出されると、会場は大きな歓声に包まれた。

上映会では、秋原治芳教諭と清水校舎(海洋学部)の天文学研究会による日食の仕組みについての講座も開催。同研究会とは、毎年1月に4年生を対象にした「星を見る会」を共催している。

秋原教諭は、「星座や惑星を観測した経験から、多くの児童が天文学に興味を持っている。私でも知らないような知識を話してくれる児童もいて、驚かされることもあります」と話す。

それだけに、皆既日食の瞬間が見られず悔しがる児童もいたが、「日食について勉強できたので、次の機会には絶対に見たい」と目を輝かせていた。

付属浦安高校中等部の観測会には1、2年生約200人が参加。浦安高の寺田耕司教諭が日食の仕組みを解説するとともに、自身が2009年に望星丸で皆既日食を観測した際のエピソードも披露した。

生徒たちは、「日食中に周囲が暗くなる様子が番組内で放送されたとき、なぜそうなるのか興味がわいた」と話した。

付属仰星高校と同中等部(枚方市)では、中等部の全生徒と高校1年生を対象にした上映会を実施。鞆安孝郎教諭は、「学園が一体となって、学びを深められる貴重な機会。生徒たちも理科に関心を深めてくれたのでは」と話していた。

そのほかにも付属第三高校(茅野市)、付属第五高校(宗像市)、山形高校、菅生高校(あきる野市)、付属自由ケ丘幼稚園(宗像市)でも上映会が開催された。

※校名は当時

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(写真上)付属小では秋原教諭が地球儀を使って日食の仕組みを説明した
(写真中)浦安中の観測会には200人が参加
(写真下)スライドを使って日食の種類を説明する鞍安教諭