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2011年3月1日号
close up HERO 小林潤志郎選手
2冠を達成“世界へ”

「ッシャーーー!!」ノルディックコンバインド・クロスカントリーのゴール直前、勝利を確信した小林潤志郎選手は、大きなガッツポーズで喜びをあらわにした。13日に同会場で行われた国体(成年A)も制した得意のジャンプで、2位に28秒差の貯金を作り、クロスカントリーで逃げ切った。「国際大会で戦っている選手もいる。絶対に負けたくなかった」と話す。

今季はジャンプ練習に集中してきた。「成長著しいジャンプの能力をより高めることが狙い。ジャンプのいい部分を消さないよう、クロカンの練習時間を減らした」と森敏コーチ。不安要素もあったが小林選手は「久しぶりにいい走りができた」と充実した表情を見せた。

続いて行われたジャンプでも優勝。しかし、こちらは小林選手にとっては納得のいかない結果だった。1本目で最長不倒の83メートル0を叩き出しトップに出たが、2本目は77 メートル6。「踏み切りのタイミングが少し遅れた」。

“世界”を射程にとらえるだけに、自らに妥協は許さない。森コーチは「しっかりと技術を固めて、小林なりのジャンプを身につけられれば、世界で戦える可能性を持っている」と期待を寄せる。

小林選手は「空中でバランスを取るため、しっかりアプローチに乗ることが今の課題。目標は五輪出場。一つひとつの試合に集中していく」と意気込んだ。(取材=篠原沙織・文学部4年)

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