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スポーツ

2011/03/01

スキーインカレで男女とも総合3位

新鋭・新里選手が初タイトル 上位勢の背中とらえた!!

スキーの大学日本一を争う全日本学生選手権(インカレ)が、2月18日から24日まで秋田県・花輪スキー場で開催された。東海大学スキー部(札幌校舎)は、男女とも1部で総合3位の好成績。これまでもどちらか一方がベスト3に名を連ねることはあったが、そろっての3位入賞は初の快挙だ。

女子スーパー大回転、1年生の新里尚子選手(国際文化学部)が見事に優勝を飾った。新里選手はダイナミックでスピード感あふれる滑りが持ち味。1年生でのタイトル獲得に「たまたまです」と謙虚に答えたが、相原博之監督(国際文化学部准教授)は「新里は高校時代には大きな大会で優勝がなかった選手。ライバル校には国際大会の代表もいる中、雑草魂を見せてくれた」と絶賛した。

大回転でも4位に入賞した新里選手。「目の前の大会に全力で取り組み、世界に向けてレベルアップしていきたい」と意気込んでいる。

ノルディック強化とチーム一丸で日本一へ 
目指す男女総合日本一へ、相原監督は「ノルディック種目の強化が必要」と話す。インカレではアルペンとノルディック両種目で点数を得なければ上位進出は難しい。特にアルペン3に対し、ノルディックは男子が8、女子が5と種目数が多いため、ノルディックの選手が少ない東海大は今大会でも男女とも2位に差をつけられた。

そのノルディック強化へ、長野、ソルトレイク両五輪代表の森敏講師(国際文化学部)が昨年4月に同部のコーチに就任。今大会では早速、小林潤志郎選手(国際文化学部1年)がコンバインドとジャンプで2冠を達成する活躍を見せた。もう一つのカギは「チーム力」だ。相原監督は「スキーは個人競技だが、一人では絶対に勝てない。団体競技と同じで、〝All For One?の気持ちがなくては」と言う。

アルペンでもノルディックでもスタート地点では、試合に出ていない選手が大きな声援を送る。「控え選手には〝自分が試合に出ている気持ち?で応援するように、と話している」と相原監督。2冠を達成した小林選手も「個人で転戦することの多い普段の大会では、これだけ応援してくれることはなかなかない。緊張せずに試合に臨めた」と笑顔を見せた。技術力の向上と選手層の強化、そしてチームが一丸になったとき、悲願の日本一が見えてくる。

主な成績は以下の通り。
【男子】GS=3位伊藤達哉(同4年)9位岡本洸司(同3年)▼SG=5位大村和哉(同4年)8位藤本寛(同)▼SL=9位大村▼CCスプリント=5位向宏大(同2年)▼CCリレー=7位小田遼平(同1年)、館野純(同3年)、向、落安陵(同2年)▼複合10㌔=6位小林
【女子】GS=7位武田里江(同3年)10位岡本乃絵(同1年)▼SG=2位武田6位岡本▼SL=4位平山あがさ(同1年)

アルペン世界選手権OB湯浅選手が6位
2月8日から20日まで、ドイツで開催されたアルペンスキー世界選手権の男子回転で、北海道東海大学卒業生の湯浅直樹選手(スポーツアルペンクラブ)が自己最高となる6位入賞を果たした。国際文化学部4年の大越龍之介選手も初出場し回転で27位に入った。

関連記事:close up HERO 小林潤志郎選手


 
(写真)ダイナミックな滑りでスーパー大回転を制した新里選手。大回転でも4位に入賞した
Key Word スキー競技
インカレでのアルペン競技はスーパー大回転(SG)、大回転(GS)、回転(SL)。SGは時速100㌔にもなる高速系種目で、標高差は約600㍍。GSは小刻みのターン技術とスピード感を併せ持ち基本種目とも言われる。SLは標高差約180㍍と短いが旗門の間隔が狭く、正確なターンが要求される。ノルディック競技は、なだらかなコースを滑るクロスカントリー(CC)と、急斜面から飛び出し滑空するジャンプ(JP)の2つ。ノルディックコンバインド(複合)はこの2つを組み合わせて競うため総合的な運動能力が求められる。

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